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憧れの旅館・ホテル

たてしな藍再訪

 

今年の冬に大改装したとのこと、早速訪れた。4年振りの再訪である。
中央道を快適に走って、諏訪のICを降りた。予定通りの時間に宿に着くかと思ったが、そこはお盆の週末、心配していたように渋滞であった。

宿の駐車場に車を停めると、男性スタッフ掛け寄りが名前を尋ねた。名前を告げると、中へ案内してくれた。
駐車場の脇にある門や小径、そして玄関先は以前とまったく変わらない。

 

しかし一歩中へ入ると、前回とはまったく違った様相を呈していた。
以前は、ここで靴を脱ぎ、畳の廊下を進み、畳敷きのロビーに案内されたのである。

今回、洋風の雰囲気に様変わりしていた。
ここで、お茶とお菓子がでた。

 

ロビーの脇にはショップができていて、お得意の藍染の作務衣や小物やお菓子などが売られていた。

 

ロビーの外にはデッキがあり椅子やテーブルも置かれていたが、客の姿は見受けられなかった。

 

一服した後、部屋に案内された。
部屋は「茜」である。

この図面は隣の部屋のもので、「茜」は左右対称となっている。

 

ここで靴を脱ぐ。その後は館内用の草履を用いる。

 

主和室は、琉球畳が敷き詰められた10畳ほどの部屋である。
隣りには、ベッドルームがある。

 

壁際には大型の薄型テレビが置かれている。その隣りの押入れはクローゼットとなっている。
その左手にはダイニングルームがあり、夕食をそこで摂った。

 

庭に面して広縁があり、簡単な三点セットが置かれている。座り心地が良いとはいえなかった。

 

広縁の端にはお茶のセットや冷蔵庫が置かれている。
冷蔵庫内の飲み物は有料であった。 紅茶のティーバックはあったが、コーヒーのセットは無かった。

 

ガラス戸の向こうにはデッキがあり、濡れてもよい素材の三点セットが置かれてあった。

 

(部屋風呂)

洗面所はダブルシンクであるが至極あっさりとしている。

 

アメニティグッズは充実しているとは言い難い。
バスタオルは4枚、バスローブも用意されてあったが、驚いたことにフェイスタオルが無かった。

 

シャワールームがあり、そこから温泉の露天風呂へ出ることができる。
デッキからも通じている。

 

夜にはライトアップされ、なかなかの入り心地であった。

 

(大浴場)

19時30分で男女が入れ替わる。
タオル類が備え付けでなく、部屋から持参する。
部屋には大浴場用のバスタオルとフェイスタオルが用意されてあった。

 

露天風呂は、岩風呂と桧で縁取りした石造りの風呂である。
岩風呂は以前と変わっていなかった。屋根が無いため枯葉が浮き、お湯もあまり注ぎ込まれていなかった。
石造りの方は改装され真新しい雰囲気であった。お湯も豊富に注ぎ込まれでおり、屋根もあり断然良い。

 

(夕食)

最初に梅昆布茶がでた。
酒は諏訪の地酒「真澄」。大吟醸は4合壜で1万円と高額であったため、「辛口生一本」にした。
なかなか飲みやすい酒であった。

 

前回の記憶にある味と同じであった。
とても食べやすい味である。優しい味付けで女性好みとも言えるかもしれない。味付けはとても良く美味しいと思うのだが、それだけである。


夜食の蕎麦寿し、以前と同じように酸っぱかった。

 

(バー)

今回の改装で、バーもできたとのこと。
食後、部屋風呂に入りなおしてから一人で訪れた。

食事処「山海庵」の中にある。名前を「酒厨 ちろり」という。
カウンターバーではなく、テーブル席であった。

 

お薦めのカクテル「サムライロック」を飲んで引き上げた。
おつまみに、とうもろこしが付いていた。

 

(寝具)

セミダブルサイズのハリウッドツイン仕様となっている。
やや固めであるが、とても寝心地の良いマット。シモンズであった。
リネン類は極普通。

 

作務衣と浴衣が用意されてあり、浴衣を寝巻きに使用した。

 

(朝食)

食事処で食べる。個室が用意されてあった。

 

りんごジュースが出たが普通の味。

 

蕎麦の実入りのお粥か御飯を選択できる。
味噌汁は鍋で持ってきた。田舎風赤味噌仕立であった。

 

味はまずまずといったところか。
夕食同様、食べやすく優しい味なのだが、決め手に欠ける。

 

食後に、お抹茶かコーヒーか紅茶のサービスがある。

 

 

(応対)

フロントは男性、部屋や食事処は女性スタッフが多かった。
全体的に親切で感じが良かったが、一部男性に事務的な雰囲気のスタッフがいたのは残念であった。

 

(感想)

改装後の部屋は素晴らしいものでした。
部屋での新聞も無く、備品などに高級旅館とはとても言い難いものがありますが、宿泊料を考えると、とても良くやっているのではないかと思います。
言い換えると、この宿泊料を維持するためにランニングコストを極力切り詰めているのでしょう。

料理についても、材料に金をかけているとは感じませんが、精一杯美味しいものを作っていると思います。
今後も、頑張ってほしい宿だと思います。

2008年8月中旬訪問

たてしな藍の予約の際の参考に