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憧れの旅館・ホテル

グランドプリンス赤坂

 

今回の上京は純粋に仕事であったので、会場となったホテルにそのまま宿泊した。
20 年以上前のことであるが、「赤坂に丹下健三氏が設計した凄いホテルができた」と、世の中その話題で持ちきりであった。オープンして2〜3年後くらいだったであろうか、初めてそこへ宿泊した時の驚きは今でも覚えている。広い窓とそれに沿ってカーブを描いたソファ、とても広くそして明るく感じた。今回ほぼ 10 年ぶりであるが、時代の移り変わりの激しさを感じた宿泊であった。

チェックインを済ますと、荷物は書類かばん一つであったので案内を断り鍵をもらって部屋へ向かった。
12階のツィン、シングルユースである。

  

  

内装は昔も今も変わっていないような気がする。

   

ソファの両脇にはシンプルなライティングデスクと化粧用のデスクが備え付けられてある。テレビは薄型ではない。

  

  

眺めは赤坂見附が一望できる。
週末のためかビルの窓の明かりが乏しく、夜景はいまいちであった。

ミニバーは貧弱。コーヒーはインスタントであった。

  

バスルームはユニット。アメニティグッズも最小限。

  

  

(寝具)

セミダブルサイズのベッドである。マットは振動が他へ波及する旧式のタイプ。
寝巻きには浴衣が用意されてあった。

  

バスルームといいベッドといい最近のホテル競争の渦中では勝負にならない。高級ホテルとはいえないレベルになってしまった。
プリンスグループの中でも今後は「ザ・プリンス」のみに資本を投入していくのだろうか。
グランドブランドのクラスは利便性の良いビジネス用ホテルとして使われていくのかもしれない。

 

(夕食)

1人なので、ホテル内の「紀尾井」で日本料理を食べた。新館の地下1階にある。
1人のときはカウンターで寿司でもつまむのが最もサマになるのだろうが、訪問記用の写真撮影を考え、ボックス席を選択した。

  

酒はメニューに数種類あったが、初めての「飛良泉」を試してみた。中庸で飲み易い酒であった。

  

天麩羅も寿司もと欲張った献立にしたのだが、途中で大好きな椀物が無いことに気が付いた。
そのことを仲居さんに告げると、別注で用意してくれた。

  

料理は全体的に平凡な味であった。
しかし別注のお椀物は、鰹出汁に澱みやえぐみも無く、殊のほか美味しかった。
天麩羅や寿司も特徴のない味であった。
寿司は本来ならこの他に中トロと海老が入っているとのことであったが、腹が膨らんできたので外してもらった。
赤出汁は、あおさとなめこであったがなかなか美味しかった。
果物は論外。一口食べてやめた。

 

(朝食)

新館3階のポトマック。ここはビュッフェが無いので、とても静かであった。 窓の外には旧館(旧李王家邸)を見ることができる。

  

  

  

  

フレッシュオレンジジュースは平凡な味。値段と量を考えたら少しばかり高すぎやしないだろうか。
フレンチトーストの味は普通。
最悪なのはオムレツであった。アメリカンなどのコースメニューに入っていないので不思議に思ったのであるが。半分ほど残してしまった。

2008年1月中旬訪問