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憧れの旅館・ホテル

赤沢迎賓館

 

今回の富士山、微妙な雲がかかり雪景色が楽しめなかった。

 

定点での富士山も同様。

 

熱海でスーパービュー踊り子に乗り換える。
夕暮れ時の初島。

 

伊豆大島が見えてきた。

 

伊豆高原駅の南口には赤沢温泉郷を循環する送迎バスが待機していた

 

10分足らずで目的地に。

 

立派な門をくぐり車止めに着くと、うら若い女性スタッフが二人待ち構えていた。

 

 

フロント横のソファーで一服。
おしぼりと昆布茶が出た。

 

一服後、女性スタッフの案内で部屋へ。
館内は虚飾や無駄を削ぎ落とした素晴らしい雰囲気である。
こういう雰囲気のもとでは思わず背筋が伸び、凛とした気分になる。

 

石庭まではやり過ぎかとも思うのだが。
箒目が乱れていたのはご愛嬌。

 

よく手入れされた中庭。

 

 

部屋は「ゆうすげ」。
廊下からアルコーブの部分があり、部屋の静謐を確保している。

 

ここで靴を脱ぐ。

 

改めて一服。
薄く切った「夜の梅」。一番好きな羊羹である。
羊羹を薄く切るなという話をよく聞くが、「私のお気に入り」で書いたように、夜の梅だけは薄く切る方が好み。

 

すっきりとした素晴らしい部屋。

 

 

大型の薄型テレビ。

 

右手奥は洗面脱衣場。

 

ベッドの向こうはクローゼット。
上質の羽織が掛かっていた。
右側は玄関への襖。

 

引き出しの中には浴衣。
糊の利いた上質の浴衣である。

男性用は1種類3枚、女性用は3種類。
日本建築の素晴らしさを表現した建物の中では、上質の浴衣・羽織を着るのが良く似合う。

 

玄関には水屋。
酒類のミニチュアボトルは有料。

 

冷蔵庫の中身は無料。

 

洗面所はダブルシンク。
右手奥はトイレ。
板の間は遍く床暖房となっているのは、とても心地良く嬉しいかぎりである。

 

左手奥はシャワー室。

 

左右のシンクの下には上質のバスローブと替えのタオルが2セット。

 

アメニティグッズは女性が大喜びしそうである。
これらのものが持ち帰り自由。
原価はしれているだろうが、買い値ならいくらになるだろうか。

 

シャワールーム。
天井にはレインシャワーも。

 

左手向こうは部屋露天風呂。

 

部屋露天風呂。
大人3人ゆっくりと入ることができるほどの広さ。

お湯は海洋深層水とのこと。大浴場もそうであるが、海洋深層水はとても気持ちが良い。新陳代謝も活発になりそうである。
ただ、とても塩辛く、傷があると刺激が強そうである。ここが温泉と異なるところか。 髭剃り後には、しみる。

 

庭の眺め。

 

夜の部屋露天風呂。
ライトアップされ、気分良く入浴できる。

 

(大浴場)

 

カードキーを差し入れないとドアが開かない。

 

夜中に男女交代となる。

 

脱衣場は、ほぼ同じ造り。

 

男性用アメニティグッズも充実している。

 

洗い場、サウナも同じように造られている。

 

違いは浴槽。
桧で縁取られた浴槽。

 

御影石でできた浴槽。
両方とも庭に向かい、三段にわたって深くなる。

 

「待合い処」と名付けられた場所。

 

冷たい飲み物も用意されてある。
DHC製。

 

(夕食)

 

本館にある食事処で食べる
1階と2階に分かれている。

 

リラクゼーションルームから見た中庭と食事処。

 

夜の食事処。

 

食事処の入り口からはオープンキッチンの中がよく見える。

 

夕食は2階の個室。
テーブル席であった。

 

選んだ酒は「久保田・萬寿」と「八海山・大吟醸」。
良心的な価格設定には感激。両者の違いを心ゆくまで味わうことができた。

 

 

香りが良く、美味しい雲丹。

 

造り置きとは思えない、丁寧に造られた八寸。
期待が膨らんだ。

 

昆布出汁のまったりとした、京都の香りのする椀物。
満足である。

 

造りも美味しい。

 

このタイミングの飯蒸しは、個人的には好みでない。

 

穴子の金婦羅は上品過ぎた。
「ずわい蟹」の美味しさを知ってからは、昔ほど「タラバ蟹」に感動を覚えない。
今回の「タラバ」、甘さ不足。

 

炊き合せも美味しい。
出汁も美味しく、飲み干した。

 

甘みのある赤出しは大好物。

 

果物にイタリアンパセリを合わせるのはどうかと思う。
見栄えも、味も、好ましいとは思えない。
苺は甘さ不足。

 

食後のコーヒーはラウンジ・バーで。

 

デミタスではあるが美味しかった。

 

(寝具)

Made in Italy  と記されたベッドマット、なかなかの寝心地であった。
リネン類の肌触りも、まずまず。
寝巻きはなかった。
糊の利いた上質の浴衣では寝辛い。 バスローブがあるくらいだから、綿ワッフルのパジャマがあれば申し分ないのに。

 

(朝食)

食事処の1階。
堀炬燵仕様であった。

梅茶

 

ピンクグレープフルーツジュース
絞りたて。爽やかでとても美味しかった。

 

ひとつひとつ丁寧に作られてあり、とても美味しかった。


 

出汁巻きも美味しかった。


 

焚き合せも美味しい。

 

ドレッシングも美味しい。

 

パパイヤだけのほうが、色もきれい。
ここに緑はくどい。いろんなものに緑を乗っけ過ぎのきらいがあると思う。


とてもレベルの高い朝食だと思う。
個人的な好みでは、あっさりとした「蓬莱」や「あさば」の朝食に軍配を挙げるが。
しかしながら、誰からも不満の出ない朝食ではないだろうか。
それから、夕食・朝食を通じて器のセンスの良さを感じた。決して高価なものとは思えないが、とても垢抜けて洒落ていた。


  朝食後は「赤沢スパ」。
「赤沢スパ」にはアロマティックマッサージの「ヘブンリースパ」と海藻全身パック等の「ディープシースパ」がある。
私はマッサージ、相方は海藻パックを選択。

グランドオープン記念・特別料金であった。
建物・料理・スパ、その上にお土産と、この料金ではとても考えられないようなコストパフォーマンスの良さである。
応対にも不満は無い。
特別料金期間中にもう一度と、予約を入れて帰途についた。

 

平成21年12月中旬訪問

赤沢迎賓館の予約の際の参考に