made by Abitaro                           back to toppage

Wellcome to My Homepage!!

憧れの旅館・ホテル

あさば 藤

 

春の水玉暖簾の右は、桜の木。
今回は、桜が目的の訪問である。

 

部屋に通されると、桜茶。

 

部屋は「藤」。
池の向こうには藤棚がある。

 

入り口から左手は部屋風呂、右手は副和室、正面は広縁に通じる。

 

廊下の突き当たりは、部屋の入り口。
ガラス戸の向こうに見えるのは、洗面所。
左側は主和室と、その向こうの副和室。

 

副和室

 

上の段は、浴衣と羽織。
下の段は。パジャマ。

 

手前は、主和室。
右奥には、中型のテレビ。

 

有名な「萩」と左右対称の造りであるが、黒塗りの床柱が特徴的。

 

主和室の向こうには、二段下がった広縁。

 

広縁にある椅子は、なかなか座り心地が良い。

 

正面奥は、部屋風呂。
左手にトイレ、右手は洗面所。

 

トイレと、豊富に置かれたタオル類。

 

すっきりとした洗面台。

 

 

とても清潔な部屋風呂。
もちろん源泉掛け流し。

 

窓を開けると、涼しい風が入って心地良い。

 

今回お目当ての枝垂れ桜。
以前ここには「ソメイヨシノ」の老木があったが、平成16年の22号台風で倒れてしまった。
その跡に植えた枝垂れ桜が見事な花を咲かせるようになったのである。
半年前にこの日を予約したのだが、盛りにピッタリ合うか神頼みであった。

 

前日に宿から電話があり、「満開ですよ」
この日、これを見て「やったぁ〜」

 

昨年の春には、池の奥の方に見える藤棚にも花が咲いたそうである。
それまでまったくと言ってよいほど花は咲かなかったのに・・・
台風で裏山の木が崩れてしまい、それが幸いしたのか日当たりがとても良くなった。花には日の光が一番なのだろう。
4月末には「藤の花」という、楽しみの多い部屋となった。

 

軒先にはライトが置かれてあり、夜桜も楽しめた。

 

野天風呂の使用時間帯が変更されていて、男性の使用時間が17時までとなっていた。
気がついのが5分前、食事前の野天風呂は諦めるしかなかった。

 

風呂上がり、夕食前の定番シャンパンタイム。
野天風呂タイムがないと、身体が火照ったままで汗が出る。
次回から注意が必要。

 

この時期では、暗くなる前に夕食時間となった。

 

(夕食)

 

食前酒は「菊姫にごり酒」

 

黒龍純米吟醸
少し甘いが、上品な美味しさ。

 

竹の子煮
鰹節の香りが少しばかりきつく感じた。

 

左から、蕗味噌・竹の子木の芽和え・卵焼き・アスパラベーコン巻・鮑・そら豆甘煮
どれも、手抜きの無いしっかりした味がついている。

 

やや強めの鰹出汁が、太刀魚にぴったりと合っていた。
素晴らしい椀物。

 

アオリ烏賊に山椒の実を包んで食べるのもなかなかの味。
平目は、とても甘い。

 

焼き魚も美味しい。
ここまでは良かったが。

 

飯蛸もジュレも、平凡な味。

 

これは鄙願、やはりこちらのほうが美味しい。

 

大中寺芋が甘く、煮汁も甘すぎた。
貝柱の味は普通。

 

定番の穴子黒米ずし

 

鍋物は、新作と言っていた。
海老の殻であろうか、甲殻類の味が強すぎ。

 

驚くほど大きい蛤。
せっかくの蛤の優しい味に、甲殻類の出し汁は合わない。
足し算の味の欠点だと思う。

 

伊勢えび酒盗あえ
無くもがなの一品。

 

鍋の汁をご飯にかけるとのこと。
飯蛸からここまでは、期待外れ。
新しい挑戦は難しい。

 

蕪・茎若布の漬物

 

香りの良い、ほうじ茶

 

これは、いつ食べても感激の味。

 

桜と南瓜のアイスクリーム

 

夜のコーヒーは別注。

 

(野天風呂)

翌日は大雨の予想。
22時以降に頑張って入った。
右端が、ライトアップされた枝垂れ桜。

 

(寝具)

 

いつもながら本当に寝心地が良い。

 

(朝食)

焼き椎茸用のコンロ

 

いつ食べても美味しい。

 

生麩の木の芽田楽・おじゃこ・クレソンの胡麻和え
本当に優しい味。

 

定番の出汁巻き
これも朝食の楽しみのひとつ。

 

品が良く、優しい味の若竹煮

 

めひかりの柚庵焼きと塩焼き
しっかりと脂が乗っていた。

 

定番の、蜆の味噌汁
すべてが優しい味の朝食。濃い味好きには物足りないかもしれない。

 

さっぱりとした漬物

 

デザートは八朔
少しばかり酸っぱかった。

 

コーヒーは場所を変えて、サロンで。

 

しっかりと雨が降っていた。
雨の能舞台を見るのは初めてである。

 

平成26年3月末訪問