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憧れの旅館・ホテル

フォーシーズンズホテル椿山荘

 

東京駅から随分遠い。
タクシーが車止めに停まるとスタッフから宿泊かどうか尋ねられた。そしてそのままフロントへ案内してくれた。

  

ロビーは大理石をふんだんに使った豪華な雰囲気であったが、レセプションは意外にこじんまりとしていた。ヨーロピアンの雰囲気の中に所々、和のテイストが取り入れられていた。

  

チェックインを済ますと希望の夕刊を渡され、ベルガールが部屋まで案内してくれた。 部屋は12階のガーデンヴュー・デラックスダブル(60u)、もちろん禁煙フロアーである。

取り立てて聞くこともなかったせいか、電動カーテンのスイッチの場所以外、説明もあまりなくベルガールは退室していった。わかりきったことをくどくど説明されるよりは、あっさりしているほうが気楽である。
部屋は広々としていたが、家具調度品が部屋の隅っこに点在しているといった感じで、どこかまとまりのない雰囲気であった。部屋の広さにあった家具を合わせるべきではなかろうか。家具と空間のバランスが良くなると居心地が随分変わると思う。

水周りは、洗面所・バスタブ・トイレが完全に区切られているのがとても良い。洗い場が無いのは少し残念であったが、シャワーブースとバスタブの一体感が感じられ、またバスタブも広く余裕のあるものだったので、のんびりと湯に浸かることができた。

  

  

アメニティグッズはロクシタンだった。あの個性的な香りは、好みが分かれるのではないだろうか。

お茶のセットやミニバーは豊富であった。

  

窓からは庭園を眺めることができ、夜には三重塔がライトアップされていた。桜や紅葉の季節ならさぞ素晴らしいことと思うが、この時期はあまり有難味を感じなかった。

 

(夕食)

メインダイニングのイル・テアトルへ行った。窓際の席が用意されていた。ここからも三重塔がよく見えた。

  

三種類あるうちの真ん中のコースを選んだ。
パン、前菜、スープはイタリア料理の良さを充分味わえたが、パスタ、メインやデザートはイタリア料理の物足りなさを感じるものであった。チーズは美味しかった。コーヒーはエスプレッソに近いものであった。

  

  

  

  

  

日本を代表するホテルのメインダイニング、もっと格式の高さや雰囲気の華やかさがあっても良いのでは。テーブルの花がしょぼかったのは興醒めであった。スタッフの数も決定的に少ない。

 

(寝具)

ベッドのマットは軟らかかった。軟らかすぎるということはなかったが、相方の振動がこちらまで伝わってくるのには不満が残った。
シーリーであった。
シモンズに比べてシーリーはかなり軟らかめの感じがする。
枕の使い心地は抜群に良かった。リネンの肌触りもとても良い。
寝巻きがチンチクリンの浴衣であったのはいかがなものか。朝には腰紐だけの無残な姿に成り果てていた。

 

(朝食)

イル・テアトルでアメリカンブレックファースト。
オレンジジュースの味はまずまずであったが、レ・セゾンやオーキッド・ルームのそれに比べると差を感じた。

 

例によってフレンチトーストを追加注文したが「なんや、これ?」といった代物で、半分以上残してしまった。

ベーコンの味は素晴らしかったがプレーンオムレツの出来はいまひとつ。コーヒーの味もいただけない。
朝もスタッフの数が決定的に少ない。さらに残念なことに注文の間違いも繰り返された。

 

(庭園)

朝食後に散歩した。寒かった。

  

  

 

(応対)

これは文句なしに素晴らしかった。(朝食時のスタッフを除く)
館内でものを尋ねても、素晴らしい笑顔で答えてくれる。ロビーでは先回りして声をかけてくれる。コンセルジュの応対も懇切丁寧であった。
チェックイン時、希望の 新聞を聞かれるのだが、迷って選択したら両方とも届けられた。嬉しい心使いである。
予約確認の電話の時、少しクレームをつけたが素晴らしい応対であった。
スタッフ教育が行き届いていると感心した。

(感想)

そろそろ大規模なリノベーションが必要な時期にきているのではないでしょうか。あちこちに老朽化を感じました。
それからもう少し食の充実も図って欲しいものです。

ホテルを出てから浅草に行ってみました。
凄い人出でした。雷門から仲見世通、浅草寺の境内、ヒトヒトヒトでした。

  

お隣の浅草神社の境内では「奉納かっぽれ」、「猿回し」が行われていました。ヤンヤヤンヤの拍手でした。

  

  

 

2007年1月中旬訪問