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憧れの旅館・ホテル

湯宿だいいち

 

屈斜路湖から納沙布岬へドライブを楽しみ、養老牛までもどってきた。
納沙布岬へのドライブは「あびたろうの旅行記」を参照。

 

鰻の寝床のように、つぎはぎだらけの建物が続く。

 

この辺りは新館。

 

同じ宿の建物なのか、少し不安。

 

一番奥に宿の玄関があった。

 

 

 

宿泊者の名前を書いた看板に、我が家を発見。

 

一見、民宿を思わせるような玄関であるが、到着時は混雑していた。
靴を脱ぐとスリッパは無く、素足である。
床は素足でも気持ち良い。

 

まずはここで一服。

 

飲み物は温かいもの、冷たいものと何種類かリクエストできる。
なかなか親切な宿だなと感心。

 

中味は洋風の味。
ショップで売っていた。

 

宿帳を記入し夕食の時間を決めると、女性用の浴衣を選択。

 

そして部屋へ。

http://www.yoroushi.jp/images/roomtop_img_08.gif

 

二階の廊下。右は階段。正面は211号室。

 

部屋は二階の「210号室」。

 

入り口を入って左側は、手前からクローゼット・洗面所・トイレ。

 

クローゼットの中には、パジャマ・浴衣・大浴場用のバスタオルなどが入っていた。

 

右手は座敷へ通じている。

 

左奥が部屋の入り口。
右手奥は寝室。

 

蒲団は引きっぱなしとなっている。
奥には薄型テレビも。

 

主和室。

 

壁際にはお茶セットが置かれてあるが、その手前は椅子風になっている。

 

ここに座って、窓の外の渓流や川風を楽しむことができる。

 

左手奥は洗面脱衣所。

 

ガラス戸の外は、露天風呂。

 

掛け流しの温泉である。温度調節は流れ出す湯量で加減する。
入室時、お湯がかなり熱かったのでスタッフが湯量を絞っていった。
そのため滞在時は、ややぬるめのお湯で経過した。

 

すぐ外は渓流。
橋のように見えるが、真ん中に生簀が置いてあり、「シマフクロウ」の餌場となっている。
後々、重要な場所となる。

 

ベランダの片隅に、もう一つ露天風呂がある。
ここは水道もあり、湯温調節が可能。
もう一か所がぬるいので、ここのお湯を熱くし交互に入った。

 

主和室の窓から見た露天風呂。

 

夜の部屋露天風呂

 

渓流の餌場。

 

丸い明かりは主和室。

 

 

(大浴場)

http://www.yoroushi.jp/images/bathtop_img_11.jpg

 

ここは入浴だけの客を受け入れている。
それも昼間だけでなく夜間も受け入れているので落ち着かない。
タオル類の備え付けもなく、アメニティも最小限。

 

写真を写すタイミングが限られる。

 

露天風呂は素晴らしい。

 

ここは混浴となっているのだが、渓流のすぐ傍でとても気分が良い。
幸い女性客がいなかったので、のんびりと川のせせらぎの音を楽しめた。

 

新館大浴場
ここは宿泊客専用。

http://www.yoroushi.jp/images/roomtop_img_09.gif

 

フェイスタオルが備え付けてあり、アメニティグッズも少しましであった。

 

木の香も新しい、といった感じ。
とても心地良い風呂であった。
右端に下へ降りる階段がある。

 

階下は寝湯。
外が暗いため使わなかった。

 

狭い所に無理やり造ったという感じの露天風呂。
これも外が真っ暗なため、写真を撮っただけ。

 

新館2階のラウンジ。
風呂上がりに立ち寄ったが、照明は落とされていた。
少し後から相方が立ち寄った時には、明るくなっていてセルフサービスのコーヒーや冷茶コーナーがあり、他の客が使用していたとのこと。

 

 

(夕食)

「野鳥の森」と「せせらぎ」の二か所ある。

 

我々が使用したのは半個室の「野鳥の森」。
大広間を改造したものである。
堀炬燵仕様。

 

 

 

大吟醸「まつり」
吟醸酒はこれだけ。
大吟醸とは思えない味であった。

 

食前酒は梅酒。
品の良さは感じなかった。

 

 

「やまべの活け造り」と「三品盛り」、それぞれ頼んでシェアした。
「やまべ」は動いていた。
最初の一切れと最後の一切れでは味に違いがあった。分単位で組織が変化していく。

 

「三品盛り」、おひょう・牡丹海老・帆立
さすがに帆立は甘かった。

 

小振りの毛ガニであるが、とても美味しかった。
黙々と食べた。

 

そばに香りは無かった。
そばつゆも美味しくない。

 

日本酒ががっかりだったのでワインを頼んだのだが、これも失敗。

 

包んである蕗の葉が美味しかった。

 

さくら鱒の味もなかなかのもの。

 

「やまべの炭火焼」と「豚串」もそれぞれ注文。
「やまべ」はとても美味しかった。

 

ミルキーポークは思いの外くどく、重かった。

 

 

酢で〆た紅鮭、これも美味しかった。

 

豚丼
  留め椀は飲みやすい味。

 

いくら丼

 

ラ・フランスのシャーベットも美味しい。

 

サービスで出てきた果物。

 

全体的に、なかなか美味しい夕食であった。
宿泊費から考えると、とても頑張っていると思える。
しかし、酒の品揃えが貧弱。これらの酒では折角の料理の良さも半減。

 

 

(シマフクロウ)

夕食を終えて部屋へもどる時、ラウンジで人だかりがしていた。
「シマフクロウ」が訪れているとのこと。 急いで部屋へもどった。
部屋のベランダへ出てみると、シマフクロウはいなくなっていた。しかしすぐ近くで「ホーッ、ホッ」という鳴き声が聞こえるので、相方がしばらく観察していた。
相方の呼び声で見に行くと、驚いたことに黒っぽい小動物が現れており生簀の中で魚を捕え向こう岸に走り去っていった。後からスタッフ聞くと「ミンク」とのこと。
「シマフクロウ」の鳴き声が次第に近づき、ついに「シマフクロウ」がやってきた。

 

生簀をじっと覗いているが、魚はミンクに全部食べられてしまったのだろうか。

 

魚を捕えることなく飛び去っていった。
残念ながら羽を広げた瞬間の写真は撮れなかった。

「シマフクロウ」の姿を見ることも困難であるのに、ましてや写真で捕えることは稀有のことだとスタッフに言われた。
北海道全域にはおよそ100羽、この周辺には4羽生息しているとのこと。

 

 

(寝具)

 

ワッフル地のパジャマであるが、縮んでいて窮屈であった。

 

 

(朝食)

朝食に向かうと、ラウンジで餅搗きをしていた。

 

優しそうなオバさんが大福餅を作っていた。
客の子供たちも手を出して丸めていた。
宿泊客に御土産で渡すそうだ。

 

朝食は、食事処「せせらぎ」で。
半端なく大量の料理。

 

 

 

コーヒーの用意もある。

 

少ないながらパン類も。

 

前日に搗いた餅で作った雑煮をくばっていた。
変わった味であった。

 

こちらは本日産の「きな粉餅」。

 

大皿にてんこ盛りの料理は、たとえ好物でもウンザリする。
ましてや、これほど種類が多いとも何も選べられなくなる。
結局、卵かけご飯・雑煮・きな粉餅を食べただけ。
コーヒー味は不満。

 

(感想)

とにかく応対が素晴らしい。もてなしの心が溢れている。 宿泊客に喜んでもらおうとする気配りをあちこちに感じる。
サービス精神溢れた宿だ。
風呂も大変良い。夕食もまずまず満足。
これで良い酒があり、朝食が吟味されていたら、文句なしに素晴らしい宿と言えるのに。
しかし、朝食の不満は印象を悪くする。残念なことだ。

  質より量を求める向きには最高の宿であると自信を持って言える。
  シマフクロウの置物を買って帰路についた。

 

平成23年7月下旬訪問