made by Abitaro                           back to toppage

Wellcome to My Homepage!!

憧れの旅館・ホテル

八泉・秋

 

歳とともに日本料理が好みになってきた。旨い酒を飲みながら旨い日本料理を食べているときは本当に幸せを感じる。
最近、名古屋の和食の店を食べ歩きするのだが、私ども夫婦が名古屋で一番好きな店を紹介したい。
それは「八泉」である。本山から猫ヶ洞通を上がった所に在る。

  

店内は黒でまとめられており落ち着いた雰囲気である。

お花は女将が摘んできたものとのことだった。 ススキが季節感をふんだんに味あわせてくれる。

松茸は信州産とのこと、素晴らしい香りであった。

 

  

  

  

酒は「立山」
先付け:松茸・舞茸・ほうれん草のおひたし。鰹の出汁加減がとても良かった。
造り:もどり鰹・烏賊。鰹の臭みはまったくなく美味しかった。鰹の皮を焼いたものをぽん酢で食べたが、本当に美味しかった。
蕪蒸し:これが出ると晩秋から冬。中の焼きアナゴも絶品であった。
強肴:鯛のカマの塩焼き。塩加減が絶妙。
寿し:鯛とコハダ。いつもながら、この寿司は旨い。
八寸:季節感に溢れている。ブドウのきな粉まぶしは不思議な取り合わせであるが美味しかった。柔らかい鮑は大好物。白和えの味付けも絶品。
椀物:松茸と焼き鱧。松茸と最後の鱧は出会いものとのことであったが、この時期にこれほどの鱧が味わえるとは。昆布出汁の勝った汁は幸せを感じる。
酢の物:「もってのほか」という食用菊。やや甘口の酢のものであったが汁まで飲み干してしまった。
御飯:栗ご飯。一杯目と二杯目でご飯の食感が変わる。本来栗ご飯は好きでないのだが、お代わりをしてしまった。
香の物:ラディッシュ・きくらげ・胡瓜・茗荷、自家製である。
水菓子:洋ナシのゼリー、上品な甘さが絶妙。
お茶:京番茶、香り高いお茶であった。

どちらかといえば、はっきりとした味ではなく、とても上品で味わい深い料理だと思う。 一品一品、下ごしらえの凄さを感じる料理である。
京料理、まだまだ食べ歩き修業中であるが、これこそ京料理ではないかと思える店だと思う。

2007年10月下旬訪問

 

八泉 おせち