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憧れの旅館・ホテル

はづ合掌

 

新城の桜淵自然公園で桜を楽しんだ後、151号線を走って湯谷温泉方面に向かう。
本線から脇道に入ると、擦れ違うのも困難な狭い道路であった。
道路が広くなった所に「はづ合掌」の駐車場があった。

 

「はづ合掌」の建物。
右の合掌造りが本館、左の二階建てが宿泊棟である。
両方とも富山から移築したものらしい。

 

本館の玄関先。

 

宿泊棟と庭。

 

中に入ると豪壮な造りであった。
ここで靴を脱ぐ。

 

正面左手が先ほどの玄関。
右手の囲炉裏のある和室は使うことが無かった。

 

右端は暖炉。

 

最初にここでお菓子と抹茶を振る舞われた。

 

残念ながら暖炉の暖房効率は、あまり良いとは言えなかった。

 

 

 

一服したのち、部屋へ案内される。

 

右手の階段は、宿泊棟2階へ通ずる。
左手のガラス戸が、庭に面する1階の廊下への入り口。

 

宿泊棟1階の廊下。
この時期は、まだ寒かった。

 

部屋の玄関ドア。
部屋は「花イカダ」。一番奥にある。

 

真ん中に見えるのが玄関ドア。
右手は洗面脱衣所へ。
左手は副和室。僅かに見えるのは鏡台。

 

副和室
左側の開き戸の中がクローゼット。

 

クローゼットには作務衣や半纏、足袋、フェイスタオルなどが用意されてあった。

 

手前は板間になっており、堀炬燵が作られている。

 

箪笥の中は空。
上にはお茶セット。

 

右奥上段格子戸の中に冷蔵庫。
下段はエアコンが入っている。

 

冷蔵庫の中。

 

一番奥に主和室。
左奥に小型の薄型テレビ。

 

主和室から板間を見る。

 

洗面所
右手はトイレ。戸が奥に開き、便器との間が狭く、出入りが不自由。
左手はユニットバス。

 

アメニティグッズは最小限。

 

一度も使うことは無かった。

 

縁側には部屋露天風呂。
大人二人なんとか同時に入れる大きさ。

 

露天風呂からの眺め。
雑木林の向こうには小川が流れている。

 

夜の部屋露天風呂

 

小川はライトアップされていた。

 

縁側には籐椅子もあった。
この時期は未だ寒く使うことは無かった。

 

籐椅子に座った時の眺め。

 

右手には本館と露天風呂の建物が見える。

 

(露天風呂)

この時期は宿泊客が少ないのだろうか、他に一組予約があったのだがキャンセルとなり、宿泊客は我々一組だけであった。
二つある露天風呂は、到着日は岩風呂のみ、翌朝は桧の半露天風呂の用意だけとなった。
露天風呂へは本館から一旦外へ出る。

 

露天風呂への通路。
雨天時は不便だと思う。

 

露天風呂は貸し切りの形をとっている。

 

左手の小さな方の建物の脱衣場

 

雑誌の写真に良く出てくる岩風呂。

 

冬の間あまり使われていなかったのだろうか、洗い場など手入れが行き届いてない感じがした。

 

右手の大きな方の建物の脱衣場。

 

屋内にある洗い場。

 

こちらは檜の浴槽の半露天風呂。
こちらのほうが清潔で気持ちが良い。

 

浴槽からの眺め。
小川が見える。

 

 

 

(夕食)

食事処には食事だけの団体客が入ったので、部屋出しに変更するとのこと。
蓬莱泉の「吟」。
さすがに美味しい。上品でまろやかな味は「空」に似ている。

 

三河の地酒、純米大吟醸「奥」
すっきりとしているが、「吟」比べると酒臭い。

 

なぜか「百々登勢」が置いてあった。
5年物である。ちょっと香りが抜けている感じ。

 

 

焼酎ベースのカクテルとのこと。やや甘口。

 

演出というか遊び心というか、趣向が溢れている。

 

籠を取ると、お通し。

 

八寸盛
鯛の皿の上にあるのは、釣り糸と釣り針に刺さった干し海老。右上の塩盛りに竿を立てている。「海老で鯛を釣る」洒落。
格調の高い味ではないが、とても食べやすく好感がもてる。

 

料理長よりのサービス。
ちりめんじゃこ

 

お凌ぎ
見た通りの臼と杵

 

蒸しご飯と蓬。

 

文字通り、ペッタン、ペッタンと搗く。
そして海苔で巻いて食べる。
喜ぶ客もいるかもしれないが、余分なカロリー摂取の思いのほうが強い。

 

御口ゆすぎ
へだまの水という名水とのこと。

 

御椀
少し薬膳風の味。

 

 

御造り
山の物と海の物からなる。
(山の物)
レバ刺しかと思いきや「赤蒟蒻」。フルーツトマト・鴨ロース・スナップえんどう・山葵の葉・セロリ。レモンの下に隠れているマスカルポーネチーズは殊の外美味しかった。
(海の物)
鮪のタルタル・烏賊・蛸・鰹のなまり節。

 

煮物

 

焼物
小振りの鯛であるが味はまあまあ。

 

酢の物
酸味が強すぎた。もう少し出汁でのばして欲しかった。

 

強肴
焼肉用の鉄板。

 

肉の味は良かった。

 

食事

 

かなりの薄味仕立てであるが、出汁は効いていた。

 

甘味(二人分)
抹茶ムースゼリーは余分。

 

コーヒーの味は不満。

京風懐石と謳っているが、「京風おばんざい料理」」と言ったほうが相応しい。
優しい味付けで、料理人のセンスはなかなかのものだと思った。
全体的に不満の残らない夕食であった。

 

( 寝具 )

作務衣がもう一組置いてあった。

 

ヘラヘラになった薄手のウレタン系マットが2枚にパッド。
煎餅蒲団仕様。

 

(朝食)

階段を上がると「都ワスレ」。
右側は1階の「シャラ」。

 

「都ワスレ」、今回は使われなかった。

 

「食事処シャラ」
我々はテーブル席

 

堀炬燵席

 

野点弁当風になっている。
外に出ているのは「桜おじや」・「ヨーグルト」。

 

三段の引き出しからいろんなおかず。

 

スタッフが豆腐を作ってくれる。

 

寄せ豆腐風で食べる。

 

 

味噌汁は腑抜けた味。

夕食に比べて不満の残る朝食。
同じ料理人が作ったものとは到底思えなかった。

 

暖炉の前に移ってコーヒー。

 

この時期はまだまだ寒かった。
他の客がいないこともあわせ、どことなく侘びしさが募った。
この宿の良さを味わうには、新緑〜紅葉の季節が良いかもしれない。

平成24年4月上旬訪問

はづ合掌 の予約の際の参考に