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憧れの旅館・ホテル

熱海ふふ

 

熱海駅を降り立ち改札口を出ると、「熱海ふふ」のプラカードを持った男性が待ち構えていた。宿までの送迎付きである。
駅前ロータリーの片隅に、レクサスLSが停めてあった。
駅から数分で宿へ着いた。

 

橋を渡り車止めに停車すると、女性スタッフが待ち構えており荷物を持って先導してくれた。

 

フロントやフロント脇のライブラリーを素通りして、そのまま部屋へ向かった。

 

ロビー棟から一旦外へ出て部屋のある棟へ向かう。
手前左の壁がロビー棟、右奥の階段を上った。

 

 

月兎という棟の二階にある「希(はるか)」。
左手の小さなドアは新聞などの配達に使うものである。

 

狭苦しい玄関を抜けると、リビングとなる。

 

座り心地の良くないソファーであった。

 

大型の薄型テレビ、その向こうはライティングデスクでLANケーブルが引かれてあった。

 

ネスプレッソマシーン。

 

冷蔵庫内の飲み物は無料。

 

こちらはベッドルーム。キングサイズのベッドであった。
左手のガラス戸の向こうは洗面・脱衣スペース。

 

リビングとの境にはクローゼット。
バスローブと羽織が掛かっていた。

 

男女の浴衣。

 

大小のパジャマ。

 

右手のガラス戸の向こうは洗面・脱衣スペース。ガラス戸の使い勝手が極めて悪く、部屋との往来にストレスを感じた。
スモークガラスの向こうはシャワー室。

 

あっさりとしたダブルシンクの洗面台。

 

必要最小限のアメニティグッズ。

 

お土産の女性用化粧品。

 

右手はトイレの入口。

 

使い勝手の良いトイレである。

 

シャワー室と、その向こうのベランダにある露天風呂。
源泉掛け流しとのこと。

 

シャワー室に置いてあるボディソープ・シャンプー・ヘアーコンディショナー。

 

木製の浴槽でなく石の浴槽を木で縁取りしたものであった。
木の浴槽を期待していたのであったが。

 

ベランダ。

 

あまり使われないであろう三点セットが置いてある。

 

ベランダからは正面に仏塔のような建物が見える。
後から調べたら双柿舎の逍遥書屋であった。

 

露天風呂は目隠しが施されているが、夜に明かりを点けると向こうから見えるかもしれない。

 

左手には宿の別棟(星灯?)。

 

別棟の通路から見られかもしれない。

 

(大浴場)

大浴場のすぐ前にはせせらぎがあり、両岸の紫陽花が綺麗であった。

 

小ぶりな脱衣場である。

 

手前の木のドアはサウナルーム。
ガラス戸の向こうは露天風呂。

 

清潔感溢れた内風呂。

 

眺めは良くないが、気持のよい露天風呂であった。

 

(夕食)

食事処で食べる。
正面に見えるのは「おくどさん」。

 

テーブル式の半個室となっている。

 

ガラス戸の向こうはテラスと竹林。

 

暗くなるとライトアップされていた。

 

酒類は豊富であった。
今月の旨酒 『季節限定酒』初亀 中汲み汲み斗瓶大吟醸
あっさりとしているものの、特徴のない味であった。

 

十四代 播州 山田錦 純米大吟醸
十四代らしいダイナミックな味。

 

八海山 大吟醸
十四代とは正反対の、極めて上品な味。

 

 

優しい出汁味で後の期待を持たせた。

 

ひとつひとつがはっきりとした味をしていた。なかなか美味しかった。

 

鰹出汁が勝った味であるが、関東でよく味わうようなキツさはなく、まろやかな味を出していた。

 

 

鮪の中トロに寄せ醤油と山葵を乗っけて食べたが、くどさを抑えてなかなかのものだった。

 

肉は美味しくなかったが、賀茂茄子の味付けはよかった。

 

サービスのなめろう。

 

沼津産の鮎、狩野川の下流だろうか。

 

若鮎であったが、香りに乏しかった。
蓼酢の出来もよくない。

 

酸味の押さえ方が絶妙。

 

赤出汁の甘さが丁度良い。

 

普通の味で感激はなかった。

正統的な日本料理の味を追求しているとは思えない。
例えて言えば、都会の高級居酒屋のノリ。安っぽい味ではなく、一味工夫していると思う。
料理人のセンスの良さを感じる料理であった。
不満の出にくい料理ではないだろうか。

 

 

(寝具)

ベッドはシーリーのキングサイズ。
シーリーもなかなか寝心地は良いのだが、シモンズのほうが好みである。

 

(朝食)

和食・洋食の選択が可能。
相方が和食、私は洋食を選んだ。

 

雑穀入りのお粥。
味は、いまいちとのこと。

 

 

全体的には、あっさりとしていて余分なものもなく、まずまずの朝食だったとのこと。

 

私が選んだ洋食。
ウィンナソーセージとスクランブルエッグは美味しかった。

 

冷たいミネストローネもまずまず。

 

パンの味は普通。

 

ドレッシングは美味しかった。

 

コーヒーは美味しい。

 

果物の甘さは足りない。

不満はないが、感激もないといったところ。

 

 

(感想)

なんのために訪れる宿なのか、答えに窮する。
食事はまずまず美味しいのだが、それを食べるために訪れるといったほどでもない。

いかんせん部屋がつまらない。
部屋に高級感がなく新築マンションのモデルルームのような造りで、非日常性を感じない。
ソファーの座り心地も悪く、のんびりと音楽を聴いたりテレビを視たりといった雰囲気でもない。

スタッフは一生懸命で応対は悪くないのだが、これぞといった魅力に欠ける。
名旅館が持つ独特の空気に欠けるのである。

 

平成22年6月中旬訪問

熱海ふふの予約の際の参考に」