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憧れの旅館・ホテル

翠山亭倶楽部定山渓

 

第一寶亭留グループが支笏湖翠山亭倶楽部やフラノ寶亭留などを展開し、その集大成としての翠山亭倶楽部定山渓。
HPをみるにつけ、秘かな期待を持って訪れた。
昨年の夏にチェックしたアプローチ、紅葉の季節、更に魅力を増していた。

通路上の落葉、チェックイン時にはきれいに掃き清められてあった。


 

北海道のアイヌ文化を模しているのだろうか、鄙の座に似た雰囲気のエントランスロビーであった。
ここで靴を脱ぐ。

 

ロビー横にはコンシェルジュデスク、反対側には小さいながらお土産品を置いてある棚があった。


 

ロビーの奥は、畳敷きのラウンジとなっている。


 

宿に入ると、女性スタッフが部屋へ案内してくれる。
エレベーターホールのある宿泊棟は、エントランスロビーより半階分下がっている。
ロビーから階段で少し下り、エレベーターで4階に上がる。 その間に男性スタッフが階段で荷物を部屋に運んでいるようである。
部屋に着いた時には荷物が置かれてあった。

部屋は「初音」(90u)。

 

広々とした踏込みスペースが落ち着きを感じさせる。

 

少し狭いが、ソファーの置かれたリビングスペースがあり、まずそこで熊笹茶とお菓子を振る舞われた。


 

奥には和風ベッドルームがある。

 

窓からの眺めは宿の前庭であるが、木立の向こうは消防署が見える。

 

壁際には腰高の戸棚。
その上には薄型のテレビが置いてあり、鏡付きのライティングデスクとなっている。

 

一番端の開き戸はクローゼットであり、羽織や作務衣、寝巻き用の浴衣が置いてあった。
館内では作務衣を着るようになっているのだが、へらへらの生地の安物であった。
館内着ならば、「強羅天翠」にあるような作務衣にして欲しいものだ。

 

戸棚の中には冷蔵庫、お茶セットやコーヒーメーカーがあった。 すべて無料とのこと。
トマトジュースは癖がなく、とても美味しかった。取り寄せをしたいくらいである。

 

ベッドルームやリビングスペースの向こう側は、広々としたバスルーム。

 

洗面所はシングルベイシン。
右手のドアの中は着席式の岩盤欲。

 

アメニティグッズは女性が喜びそうな品々が揃えてあった。
バスローブはとても着心地の良いものであった。

 

バスルームは、とにかく広い。近くの章月グランドホテルに対抗していると思えるほどであった。
大人3人くらい、ゆったりと入ることのできる桧の浴槽は素晴らしい。


 

加水無しの源泉であるため、早くからお湯が張られてあった。
お湯が減った分だけ補充されているようである。

 

窓の向こうには消防署の建物があるので、夜などは注意が必要。

 

(大浴場)

脱衣場、露天風呂は男女ほとんど同じ造りである。

 

大浴場は石造りと桧造りに分かれていて、深夜で交代となる。
こちらは石造りの浴場。

 

屋根付き半露天である。
壁の向こうは、もう一方の露天風呂。眺めは期待できない。

 

こちらは桧造りの浴場。

 

半露天風呂は、ほとんど同じ造り。
壁の向こう側が、前日入った半露天風呂。眺めも同様。

 

(サロン)

夕方まではティーサロン、夕食以降はバーサロンとなる。
夕方まではほとんど無人で、セルフサービスである。

 

コーヒーメーカー・ジュース類・カリフォルニア産の赤白ワイン・チョコレートやナッツ類のおつまみが用意されてあり、無料である。
BGMにクラシックが流れていて、照明を生かしたインテリアも素晴らしい。

とても落ち着くサロンである。
バータイムは9割方の酒が無料とのこと。ハウスホールド・ヘネシー・マーテルetcが置いてあったが、さすがに無料ではなかろう。

 

湯上りにサロンで白ワインを楽しんだ後、夕食に出かけた。
場所は1階のグリルダイニング。鉄板焼きである。

 

 

野菜が素晴らしく美味しかった。
オリジナルソースも結構美味しく、全部味わった。
オレンジ色のソースは、パプリカとオリーブオイル。

ピンク色は、ハイビスカス・バジル・玉葱。
一方で、調理してあるテリーヌや雲丹寄せは不満。


 

出汁は腑抜け。


 

北海道産のワインを頼んだ。
白・赤とも「鶴沼ワイン」。軽く口当たりは良いが、余韻を感じなかった。


 


 

きんきは品の良い味で、また鮑も素晴らしく美味しかった。さすが北海道の食材。

 

グラニテは余市リンゴ。味は普通。

 

この歳になると、脂ぎったロースはくどくて食傷気味。
ヒレ肉は北海道産に良いものがないということで、この日は宮崎産を使うと言っていた。


 

とても美味しいヒレ肉であった。
野菜も当然美味しい。

 

左からアフリカの塩・インドネシアの塩・イタリアの塩

 

醤油風味牛蒡のたれ
ぽん酢

 

自家製ピクルスは普通の味。

 

お野菜のスープは、まずまずの味。

 

選んだガーリックライスはパンチに欠けていた。

 

デザートはウェイティングバーに移る。


 

飲み物はメニューから選択。


鉄板焼きが正解であったと思う。
椀物の出汁加減や調理されたものからは、和食懐石コースに期待は持てないと感じた。

 

(寝具)

広めのセミダブルサイズのベッド。 独特の沈み込みはシモンズであった。
リネン類は普通。

 

(朝食)

懐石ダイニングで食べる。テーブル式の個室であった。
朝食全体としては標準的なレベルだと思う。

 

リンゴジュース・牛乳・青汁からの選択

 

ご飯とお粥の選択。 とても美味しいお粥であった。


 

自家製豆腐

 

シシャモ・縞ほっけ・銀カレイからの選択。
とても美味しい銀カレイであった。

 

ブルーベリーとヨーグルトは流石に美味しい。
果物の味は普通。


 

コーヒーはサロンでセルフサービス。

 

(応対)

スタッフ皆、一生懸命であり、とても親切で感じが良かった。不満を覚えない応対であった。

 

(感想)

ほぼ期待通りであった。
サロンはとても居心地が良かったし、細かなところまで気を配っていると思う。
風呂も素晴らしく、札幌周辺の宿としてリピートしても良いと思った。

料理の選択には注意が必要かもしれない。

 

 

 

(ティータイム)

札幌パークホテルに寄った。
ほとんどのケーキが売り切れていて、選択の余地がなかった。
これはこれで美味しかった。

 

 

(夕食)

新千歳空港からの名古屋行き最終便なので、空港で簡単に食べていくことにした。
今回は札幌ラーメン「味の時計台」。これで6軒の内、4軒制覇である。

 

 

それぞれ塩と味噌を頼んだが、塩のほうが美味しいというのが一致した意見。

 

ここの出前餃子は不正解、残してしまった。

 

 

 

定山渓紅葉

 

今回の北海道旅行、2〜3日目が紅葉散策の予定であった。札幌駅付近でレンタカーを借り、定山渓に向かった。
2日目は生憎の曇り模様、時々雨が降る写真撮影には不向きな天候であった。それが幸いしたのか、定山渓への道路は空いていた。

定山渓ダムのダム湖。
晴れ間が出ているかと思うと、一転して「みぞれ」模様。車内の計器の外気温は5℃を示していた。


 

時々このような晴れ間が出現。この繰り返しである。


 

右奥に見えるのは余市三山だろうか。


 

定山渓から定山渓ダムへ通ずる道道1号線の風景。


 

定山渓温泉の二見吊橋。
定山渓温泉の紅葉の名所なのだが、色づきは期待はずれ。

 

宿のアプローチ。
モミジの赤が見られる。


 

宿の前庭。木立の向こうに見えるのは宿の正面玄関。
宿のスタッフの話では、直前の台風でかなり葉が落ちてしまったとのこと。


 

3日目は快晴。宿の近くの山の紅葉。赤・黄・緑と、北海道らしい紅葉である。

 

 

3日目(最終日)は最も見頃を迎えているという豊平峡ダムへ向かった。
渋滞を避けるため、宿を10時に出発した。

駐車場直前で車の行列に遭遇した。幸い10分程度の待ち時間で駐車できた。


 

駐車場からダム湖まで、ハイブリッド電気バスという交通手段を使う。

 

10 分程度でダム湖へ着く。
左端のトンネルから出てくる。右端は停車中のバス。


 

トンネルの上、中腹に見えるレストハウスまでリフトカーがある。
歩いても5分の距離であるが、3回待ちして乗った。

 

左端がレストハウス。


 

レストハウスから見たダム湖。
ここでモミジの赤が見れるとは思いもしなかった。 バスの運転手さんが、台風でかなりの葉が散ってしまったと言っていた。


 

レストハウスから整備された山道を15分ほど登って行くと、渓谷展望台に出る。
そこからの眺めである。

 

 

豊平峡の駐車場を出たのが 12 時過ぎ、その頃は駐車場に向かう車で凄い渋滞であった。
車の列は駐車場から2km程度続いていた。最後尾が駐車場に入ることができるのは何時になることやら。
再び定山渓温泉街に戻り定山渓レイクラインを走ったが、その頃には曇り空となった。
前日と同じような写真しか撮れそうもないので、帰路の渋滞を避ける意味でも早めに札幌市街へ向かった。

遠くに見えるは余市三山。 山頂の積雪は前夜のものか。


 

錦橋。
ここも定山渓温泉の紅葉の名所。観光バスも停車していたが、期待はずれ。

 

 

札幌から定山渓へ向かう反対車線の渋滞も凄かった。
最後尾は簾舞という所、 10 km以上はあるだろう。 前日が快晴だったらと思うと、ぞっとした。


 

飛行機の時間までかなりあるので中島公園を散策。色づきは悪かった。


 

夏に外観のみ見た豊平館、内部を参観した。

 

優雅な螺旋階段

 

当時の上流階級の雰囲気を感じる。
現在も披露宴やコンサートで使われているという。

 

昔の宿泊施設が復元されていた。もちろん立ち入り禁止である。

 

平成21年10月中旬訪問

翠山亭倶楽部定山渓の予約の際の参考に