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憧れの旅館・ホテル

強羅花壇再訪

 

数年に一度の仕事仲間たちとの小旅行である。
強羅の駅に降り立つと本降りの雨であった。駅前には宿のメルセデスが待機していた。

前回の訪問でもそうであったが、雨降りのためか懐石花壇の方から建物に入る。

 

ロビーで一休みすると、女性スタッフが現れて部屋まで案内してくれる。

 

部屋は5階の「桜」。

 

 

主和室は数奇屋風のすっきりとした造り。

 

テレビも上手に収納されていた。

 

主和室の隣りには6畳半の和室。
鏡台が置かれてあり、その横はクローゼット。

 

ベランダ側には3畳ほどの書斎もあった。

 

ベランダはとても広い。
片隅にはデイベッドも置かれてある。

 

箱根の山々は雨のため霞んでいた。
眼下には1階の部屋が見える。

山々はまだまだであるが、庭の樹木は色づき始めていた。

 

廊下の片隅には、お茶セットや冷蔵庫。

 

(部屋風呂)

洗面所はシングルであるが、廊下側にも洗面台が設えてあった。

 

浴室は素晴らしい。
大人二人が楽々と入ることのできる桧造りの浴槽。

 

ガラス戸は全開でき、半露天の雰囲気も味わえる。

 

(大浴場)

脱衣場との境のガラス戸の左手にある戸口はサウナである。

 

朝風呂の一瞬だけ雨が止んでいた。
屋根の無い露天風呂は、雨降りの時は無用の長物となってしまう。

 

(夕食)

 

食前酒は梅酒。
食中酒は、「吟辛」という地酒と、大吟醸「奥の松」を試した。前者は単に辛いだけの酒。後者は大吟醸らしい口当たりであったが値段ほどの満足感は味わえなかった。 日本酒の品揃えをもう少し考えて欲しいと思う。

 


 


 


 

 

 

 

驚きの夕食であった。天下の強羅花壇が、このような夕食を出してもよいのだろうか。食べる喜びとか幸せ感をまったく感じなかった。
まず先附で期待はどこかへ飛んでいった。
凌ぎのにぎりは何をたべていたのかわからない。
椀の出汁は関東風で私の好みではなかったが、しっかりとした出汁であった。海老真丈は、やたら甘い。
造りは冷たすぎて味がわからない。冷やせばいいというものではないと思うが。

八寸は造り置きがみえみえ。冷たい銀杏は久し振りである。しかし鰆はそれなりに美味しかった。
お浸しは松茸の香りをまったく感じなかった。
焚き合せは食べる気がしなかった。
果物は半分以上残した。
普通の温泉宿ならそれなりに美味しいと思うだろうが、強羅花壇という大看板を背負った夕食ではないと思う。

 

(寝具)

やや柔らかめながら、とても寝心地の良い寝具。
リネン類の肌触りはまあまあ。

浴衣2枚の他に、寝巻き用の浴衣が用意されてあった。

 

(朝食)

フレッシュスクイーズド・オレンジジュースは、とても美味しい。 「俵屋」、「レ・セゾン」のそれと同じくらいに美味しいと思う。

 






 

夕食と違い、朝食は不満を感じないものであった。高級旅館として標準的なレベルだと思う。

 

(パブリックスペース)

正門である。
雨のため、通ることはなかった。

 

玄関側からの眺め。向こうは懐石花壇の建物。

 

エントランスロビーと有名な廊下。
降り止まぬ雨のため、ガラス戸が開け放たれることはなかった。

 

廊下の向こうは月見台であるが、雨のため締め切られていた。
行き止まりからサロンを見る。

 

サロンから中庭の眺め。
かまぼこ型の屋根は室内プール。

 

ティーサロンの入り口。
落ち着いていて雰囲気の良いサロンであった。

 

朝食後のコーヒーをここで飲んだ。とても美味しいコーヒーであった。
もちろん有料。

 

(対応)

洗練されていて素晴らしい。東京の香りなのだろうか。
無量塔とよく似た恭しい接客である。しかし親しみは感じなかった。

 

 

 

箱根散策

宿をあとにして箱根界隈を散策した。

 

(箱根美術館)

展示品はさておき庭園が素晴らしい。
週末・祝日のみ特別公開される「石楽庭園」。

巨岩を組み合わせてある。遠くの箱根連山を見ることはできなかった。

 

苔庭

 

雨の苔庭は、とても風情がある。 素晴らしい庭であった。


 

 

(昼食)

富士屋ホテルでランチタイム。

 

ダイニングルーム

 

メニューはロイヤルランチコース。

 

 

 

 

 

 

全体的にまずまずのランチであったが、なかでもカレーは美味しかった。 仲間も、お代わりしたいくらいだと言っていた。

 

(芦ノ湖)

生憎の小雨模様で富士山を見ることはできなかった。
紅葉は、まだまだである。

 

(十国峠)

十国峠経由で熱海に向かった。
峠からの眺めである。
町並みは沼津。

駿河湾の右奥は御前崎、左奥は大瀬崎であろう。
気温は9℃であった。風がとても強く体感温度はそれ以下と思われた。
寒かった。

 

平成21年10月下旬訪問

強羅花壇の予約の際の参考に