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憧れの旅館・ホテル

かつら木の郷

 

昼に一旦荷物を預け、新穂高ロープウエイへ向かった。
新穂高ロープウエイからの帰りはバス。
降車場「福地温泉上」からすぐの所に宿の看板は立っていた。
左手は駐車場、右手の石畳の道を入っていく。

 

ちょこっといっぷく処

 

母屋の建物が見えてきた。

 

写真で良く見る門

 

母屋の玄関
ここから入って声をかける。

 

正面カウンターがフロント。

 

囲炉裏のある和室か洋間のソファー、好きな方で一休みするように言われた。

 

洋間を選択。
ここでお茶菓子を振る舞われ、宿帳を記帳する。

 

 

案内された部屋は「古民家一軒家タイプ」
週末など客の多い時は、二人客では予約できない部屋である。

 

廊下を歩いていると広大な敷地に感じる。
右手のガラス戸から母屋の玄関が見える。

 

 

海鼠塀を模した造りの部屋もある。
左端に見えるのが予定の部屋。

 

605号室の入り口。

 

 

古民家のエントランス。

 

びっくりするくらい立派な造りである。
左端がエントランス。正面左がソファーのある洋間。

 

洋間から囲炉裏部屋、そしてその向こうの主和室を見る。

 

囲炉裏部屋の素晴らしく高い天井。
床は、なぐり風。

 

囲炉裏部屋の片隅に古箪笥。
左の壁際には大型の薄型テレビ。

 

古箪笥の上にはCDプレーヤー。

 

引き出しの中にはナイティと替えのバスタオルが入っていた。

 

主和室
左側はクローゼットになっている。

 

大浴場へ行く時に使う籠とタオルセット、浴衣や羽織が置いてあった。

 

主和室の窓から見る景色。

 

囲炉裏部屋の横には三和土。
マッサージチェアが置いてあり、右側は寝室。

 

三和土から外へ出たところ。
塀の向こうは部屋露天風呂。

 

寝室には、すでに蒲団が敷かれてあった。

 

洋間
暖簾の向こうは水屋。

 

水屋にはお茶セットが置かれ、冷蔵庫もあった。

 

 

(部屋風呂)

洗面所。
アメニティは必要最小限。
右手の戸はトイレ。

 

トイレは二か所。
換気扇のスイッチが入るとクラシック音楽が流れる。

 

脱衣場とシャワールーム。

 

とても大きな部屋露天風呂。掛け流しの温泉である。
大人4人くらいは楽に入れるくらいの広さがあった。
シャワールームからそのままお湯に浸かれるようになっている。

 

浴槽は石造り。

 

夜の露天風呂。
何度入っても湯あたりのしない温泉であった。

 

(大浴場)

 

わりとこじんまりとした脱衣場。
立ち寄り湯の制度のため、タオル類は置いてない。

 

桧造りの浴槽。
掛け流しの温泉が、とても気持ちが良い。
いつまでも入っていたいと思うお湯であった。

 

洗い場の数は少ない。

 

露天風呂
半身浴で腰かける岩場が無かったのが残念。

 

岩のトンネルの向こうまで続いているが、潜って行かなければならない。

 

湯上がりに天井の扇風機が気持ちが良い。

 

貸し切り湯

空いていたら入って良いというシステム。
部屋風呂に何度も入ったので、結局使わず。
最後の時間に写真だけ撮った。

 

二つあるうちのひとつ。

 

もう一方。

 

脱衣場は同じような造り。

 

 

(夕食)

食事処で食べる。
ショップの向こうのオレンジ色の暖簾が入り口。

 

囲炉裏端の個室であるが掘り炬燵仕様でないので、女性には座り辛い。

 

 

既に鮎の塩焼きが刺してあった。

 

かぼす酒

 

氷室・大吟醸
高山の地酒。大吟醸にしては酒臭かった。

 

先付
宿禰南瓜は甘さ控えめであっさりとした味。

 

前菜
ずいき・お浸し・隠元胡麻和え・小海老と銀杏の唐揚げ・粟麩の田楽

 

お椀
松茸は中国産。なめこ真丈は食べやすい味であった。
出汁は、誤魔化しはないものの、しっかりとした味ではなかった。

 

造り
和えものが変わっていたが、面白い味であった。

 

なめこの天麩羅
献立にないサービスとのこと。
普段想像するなめことはとても思えない。

 

焼物
飛騨牛とのことだが、もも肉の味で美味しさには欠けていた。

 

 

 

子持ち鮎
皮は硬く、鮎の香りは無かった。もう季節外れか。

 

五平餅
食べられないと、部屋に運んでくれる。
夜食として食べたが、なかなか美味しかった。

 

進肴
あっさりとしたゼリー。

 

揚物
ここでの揚げ物は無用

 

味噌汁は合わせ味噌。
癖が無く薄味であったが、なかなか美味しかった。

 

無理やり作ったコンポートという感じ。
和食の料理人が作るとこうなる見本。

限られた予算の中で、精一杯工夫を凝らしていると思う。
味はともかく、好感の持てる夕食ではあった。

 

(寝具)

チェックイン時に掛かっていたカバーはそのまま。
結局、自分で取ることに。

 

ウレタン系マット。
旅館の敷き蒲団としては、まずまずの寝心地。

 

 

(朝食)

夕食と同じ場所。

 

トマトジュース
普通の味。

 

地鳥と筍の吸まし汁
こういうものはお手のものの味か。
とても美味しかった。
これがあれば味噌汁は無用。

 

 

鮎の一夜干しは生臭かった。

 

油揚げとエリンギ

 

朴葉味噌は、なかなかの味。

 

遅めの朝食のため周りが我々より早く終わったので、スタッフ達は後片づけで動きまわっていた。
我々のデザートは忘れ去られたようであった。
時間もなかったのでデザートの催促はせずに、ロビーでコーヒーを飲んだ。
残念ながら薄すぎるコーヒーであった。

 

(その他の施設)

ロビーには二階があった。

 

正面は大浴場への廊下。
右手に階段がある。

 

二階

 

ロビーの横にある読書室。

 

ショップ

 

廊下の途中にある読書室。

 

 

 

(感想)

夕食でも感じたが、限られた予算の中でよく頑張っていると思う。
温泉の良さに胡坐をかくこともなく、より良い宿にしようという意気込みが凄く伝わってくる。「岩の湯」・「だいこんの花」で感じたのと同じ空気である。
良い宿だと思う。

 

 

高山市内を散策し、駅弁を特注し、帰りの特急で食べながら帰名した。

 

飛騨牛を多めにしてくれと頼んでおいたのだが。
味は悪くなかったが、デザートは残した。

 

 

平成23年10月中旬訪問