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憧れの旅館・ホテル
紀州
名古屋の料理屋さんシリーズを作ろうかと考えている。
今まで何軒かのお気に入りの訪問記を書いてきたが、これからも名古屋で評判の料理屋さんや、私好みの料理屋さんなどで写真の撮れたお店を紹介していくつもりである。
今回は「紀州」。
「割烹」というか「小料理屋」というか、気楽に美味しいものを食べたいと思った時に訪れる料理屋さんである。
板長さん。
とても気さくな料理人である。ここの店の味は、この人のセンスそのものかもしれないと思う。
大女将。
80歳を越えてもなお現役である。矍鑠とした雰囲気に、「いつまでもお元気で店に出てください」と思うのである。
きんき・のどぐろ・鯛など、見るからに美味しそうな魚がならんでいる。
料理はおまかせ。
先付け・椀物・お茶漬け・香の物・水菓子以外は、二人で食べる(二人分)ようになっていた。腹が膨らんできたら、ストップをかけるのである。
酒は男山
先付け:烏賊の塩辛
造り:鮪・平目・烏賊・甘海老
八寸: 海老・数の子・田作・百合根・筍姫皮の煮こごり・トマトチーズ
椀物
蕪・京人参・餅・海老・きぬさや、白味噌仕立て。とても美味しかった。ほっこりする味である。
笹鰈の一夜干
むつの西京焼き
若竹煮
九州産の筍とのこと。とても甘い筍であった。出汁も申し分なし。
とろろ芋と雲丹の磯辺揚
河豚の唐揚
アスパラガス・蟹。料理方法は不明だが、どこか洋風の味。
御飯
名古屋コーチンの霜降りささみのお茶漬。出汁加減がちょうど良かった。
ネオン街は不況で閑古鳥が鳴き出したというのに、活気溢れた賑わいを見せていた。
2008年12月中旬訪問