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憧れの旅館・ホテル

あさば 小督

 

今回の訪問は部屋風呂のない「小督」である。
いろんな人から「あさば」のことを聞かれるが、このタイプの部屋を知っておく必要があると思ったのである。 訪問前夜「あさば」から部屋風呂のある「萩」が空いたとの電話があったが、宿も不思議に思ったのかもしれない。

「小督」はロビーのすぐ横の部屋。
部屋に入ると踏み込みがあり、部屋と洗面所への入り口に分かれる。

 

部屋は10畳ほどのすっきりとした造り。

 

部屋の片隅には小さめの薄型テレビが置かれている。
5畳ほどの畳敷きの広縁があり、能舞台がよく見える。

 

広縁から見た能舞台。

 

洗面所はシングル。
狭いため二人で化粧をすることは困難である。

 

「あさば」は常にどこかしら手を入れているが、今回はサロン周辺が変わっていた。
別のサロンから出入りの出来る月見台。 本来のサロンの濡縁まで繋がった。

 

サロン内にできた飲み物のサービス。
夜だけとのこと。

 

いつもの如く風呂上りにシャンパンの飲みながら日暮れ時を楽しんだ。

 

 

(夕食)

酒は「喜久酔」。静岡の酒である。
口当たりの良い酒であるが、少しばかり酒っぽかった。

 

 

 

 

山芋・豚肉照煮・才巻海老・子持ち鮎・百合根・舞茸
相変わらず美味しい。豚肉と子持ち鮎は絶品。

 

出汁味がいつもより薄味に感じた。

 

赤貝は生臭くなかった。
平目のへぎ造りは、もっちりとした食感でとても美味しかった。

 

 

手長海老のプリンとした食感と人参の風味が良く合っていた。

 

いつもだと飽きる。これで腹が膨らんでしまう。
これからは無くてもよい。そして本来の揚物を食べるべきかも。

 

ここでは腹が一杯である。
残念ながら、玉丼が少ししか食べることができない。

 

相変わらず美味しい。
腹が一杯でも、別腹。

 

生姜・蕎麦

 

(寝具)

マットが薄いように感じた。
布団敷きのおじさんに聞いたら「部屋によってマットの厚さが違う。萌葱や浅葱や雨月などのマットは厚い」と言っていた。
寝てみると確かに薄さを感じる。畳までの距離を短く感じると言ったら言い過ぎだろうか。

 

ワッフル地のパジャマは着心地が酔い。

 

(朝食)

 

茄子の胡麻煮
とても美味しかった。

 

カマスの干物
品の良い味で美味しかった。

 

粟麩、木の芽田楽

 

薩摩芋と和三盆の汁粉
お代わりをしたいくらい、滅茶苦茶に美味しかった。

 

コーヒーはサロンで。相変わらず美味しいコーヒーである。
朝は、サービスコーナーが片付けられていた。

 

「あさば」の別の楽しみは、食器を買い求めること。
我が家にとってかなり高価なので、行くたびに少しずつ買い求める。
今回、購入した茶碗と茶托のセット。
こういう買い方の欠点は途中で欠品になってしまうこと。粉引きの平皿が不揃いになってしまった。

 

帰りはピーカンであった。
修善寺の駅からも富士山がよく見えた。

 

定点からの富士山。
雪はまだまだ。

 

(感想)

部屋の違いによって備品の違いがあることがわかった。
食材についても仕入れの品の個体差程度で差を付けているのでは思う。明らかな違いは感じなかった。
今回の部屋は部屋風呂が無いとはいえ、前回に比べて三分の二の宿泊料である。極めてコストパフォーマンスが良いと思う。
応対も問題は無かった。
献立表がごく普通の白紙であったとの書き込みを見かけたが、今回の献立表、今まで保存してある9種類とまったく同じ用紙である。

平成21年11月中旬訪問