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憧れの旅館・ホテル

古稀庵

 

新幹線をここで降り、ローカル線に乗り換える。

 

山口線の車両

 

のどかな景色

 

湯田温泉駅には足湯も

 

巨大な白狐のハリボテ

 

 

駅から温泉街へ歩いていくことができる。

 

大型の宿が立ち並ぶ温泉街。

 

由緒ありそうな宿も。

 

これも巨大な宿。

 

そのまん前に和風の趣を持つ宿が。
それが目的の宿「古稀庵」。

 

どこかで見たような佇まい。

 

これが最初の入り口。

 

中に入るともう一つの入り口が。

 

立派なエントランスロビー。
右手が二つ目の入り口。
ガラスの衝立の向こうがコンシェルジュ・デスク。
左手奥はショップ。

 

コンシェルジュ・デスク
間接照明の使い方が見事。

 

ここでチェックイン。

 

なかなか美味しい生外郎。
昆布茶も素晴らしく美味しい。

 

チェックインを済ませると、部屋へ案内される。
部屋は「蛍葛 109号室」。

http://www.kokian.info/pre_images/room/map_hotarukazura.jpg

 

ロビーから宿泊棟へのドア。

 

屋根付きの通路。

 

ドアの右手の柱はカードキーのセンサー。

 

カードキー

蛍葛間取り

 

正面はトイレ。
ガラス張りで外から丸見え。
左手は洗面脱衣所。

 

左手は先程のトイレ。
ガラス張りはロールスクリーンで目隠しできる。
右手は和室。

 

和室
左手奥は玄関。
正面奥右手の引き戸はクローゼットになっている。

 

和室の奥は寝室とリビングルーム。

 

押し入れの中は予備の蒲団。
右側は中型の薄型テレビ。

 

和室からテラスと庭を望む。

 

クローゼット
掛かっているのは羽織。

 

バスローブと浴衣、帯。
一組しかなかったので、もう一組追加を頼んだ。
このレベルの宿なら、最初から二組置いておくべきだと思う。

 

正面奥の戸棚は水屋となっている。

 

ネスプレッソマシーン
カプセルは無料。

 

お茶セットは豊富。

 

冷蔵庫
アルコール類以外は無料。
アルコール類も価格は抑えてある。

 

リビングスペース
大型のテレビ。

 

マッサージチェアと思いきや、ただのリクライニングチェア。
座り心地は良かった。
ガラス張りで開放的。

 

テラスにはデイベッド。
右側は温泉プール。33度くらいに設定してあるとのこと。

 

三点セットもある。
気候が良くなれば随分楽しめそう。

 

庭の眺め
殖栽したばかりで樹木の生長待ち。
左手のビルは、親旅館の「ホテル・ニュータナカ」。

 


夜の庭

少しばかり泳いでみたが、寒さは感じなかった。

 

早朝のプール
気温差のため湯気が立っている。

 

設備の整った洗面所。

 

右奥はシャワー室。
その向こうは部屋露天風呂。

 

アメニティグッズは、まずまず。

 

相方によれば、使い勝手は良かったそうである。

 

源泉掛け流しの部屋露天風呂。
浴槽の中は伊豆石風。

 

入浴目線
右手の建物は大浴場。

 

夜の入浴目線

 

(大浴場)

右手は Spa & Treatment 施設。


 

ゆったりとした脱衣場。

 

セパレートタイプの洗面台。

 

あまり個性的とは言えない、さらっとしたお湯は、どこか湯布院のお湯に似ている。
全部屋に露天風呂があるためか、いつも空いていた。

 

 

露天風呂

 

高温の掛け流しの源泉が黒い壁をつたって流れ落ちる。
温度を下げるための仕組みであるが、冬は却って温度が低くなりすぎか。

 

湯上がり処
左側は冷蔵庫。

 

無料サービスである。

 

( 夕食 )

食事処「桜の香」で食べる。

 

庭から見た食事処。
遠景は、通りの向こうの巨大ホテル。

 

食事処のテーブル席

 

個室も数室ある。
我々は個室。

 


 

頼んだ酒は、地元の酒「長門峡大吟醸(無口)」と「獺祭純米大吟醸磨き二割三分」。
求めやすい価格であった。

 

 

葉山椒は、なかなか乙な味。


 

蛸天・そら豆・烏賊と筍、木の芽合え・鮪とアボガドのタルタル・白魚の浅利煮汁炊き
梅肉ソースとレッドペッパー
造り置きの感、無きにしも非ずであるが、味は良かった。


 

造里
サザエ・車海老
平目・ヒラマサ・トリ貝・桜鯛・蛸・烏賊

とても鮮度の良い素材であった。


 

かなり塩味の強い鍋
後から喉が渇くこと必至。

 

 

鮪と鯛
トロは品の良い脂であった。

 

これは美味しかった。
パンを食べて育つという「むつみ豚」、萩のブランドである。
あっさりとして品の良い味。
馬鈴薯のソースが抜群。

 

揚げ物は普通の味。

 

山口産和牛の温泉蒸焼き。
あっさりとした味。

 

椀物の出汁は普通。

 

小豆餡にフレッシュクリームをかけた抹茶アイス
あまりセンスが良いとは思えない。

体的に温泉旅館の食事の範疇に入ると思われる。
「あさば」や「石葉」、前日の「近又」のような京料理とはまったく異にする流れである。
しかし、温泉旅館の料理としては水準の遥か上を行く味だと思う。
料理人のセンスの良さも充分伺える。

 

(寝具)

シモンズのマット。
折角のシモンズも、リネン類の肌触りの悪さで、寝心地も半減。
リネン類に拘るのはコスト的に難しいかもしれないが、是非トライして欲しい所である。

 

(朝食)

オレンジ・グレープ・ミルクからの選択。
オレンジを選んだが、濃縮還元ジュースの味。

 

一見、凄い量に見えたがそれ程ではなく、全部食べることができた。
これも温泉旅館の朝食。

素材は吟味されていて、ひとつひとつの味は良い。
しかし茶粥は不満。冷飯から作ったのではと思えた。

 

河豚の一夜干し。

 

湯豆腐は普通。

 

南瓜のケーキは驚き。
見てくれは安っぽいケーキバイキングに出てくるような品であったが、味は素晴らしかった。作った料理人のセンスは素晴らしいと思う。

 

ネスプレッソマシーンのほうが美味しいくらいであった。

 

(感想)

今流行りのデザイナーズ旅館。
しかしよくあるハリボテではなく、本物志向を感じた。
客のニーズも良く研究していると思う。
フロントスタッフの応対は素晴らしい。


一方、食事処のスタッフには首を傾げるところが多かった。
マニュアルをなんとかこなそうと一生懸命さを感じるが、ホスピタリティとは決して恭しさではないと思う。
一番大事なのは笑顔ではないだろうか。
丁寧な応対を心がけるあまり、顔がひきつり、笑顔を忘れている。
新人教育の第一歩は、「笑顔を絶やすな」だと思うのだが。

見所の多い宿である。
近い将来、間違いなく全国区の宿になると思う。

 

平成24年3月下旬訪問

古稀庵 の予約の際の参考に