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憧れの旅館・ホテル

別邸 越の里

 

大清水トンネルを出ても、雪が無かった。
八海山も雪が少なそうである。

反対側の浦佐スキー場にも雪がまったくなかった。若かりし頃、浦佐は憧れのゲレンデであった。

 

新潟駅に着いた。
新潟駅表口と駅前の繁華街である。どこか雑然としていた。

 

レンタカーの予約時間まで少し暇があったので、昼食を兼ねてケーキタイムを取ることにした。
駅の案内図を見ると、有名ホテルはちょっと歩いて行ける場所にはなかった。
仕方なく駅近くのホテルのラウンジに入った。

 

結果は、失敗。

 

レンタカー営業所のある新幹線口。
こちらの方が整備は進んでいそうである。


 

レンタカーで月岡温泉へ向かった。 宿のスタッフの話では、 40 分くらいで着くという。
レンタカーのナビは到着予定時間が、1時間 15 分後を示していた。
「???」と思いつつ車を走らせていたら、到着予定時間がどんどん早まっていくではないか。結局、 40 分あまりで温泉街へ着いた。


本館の「華鳳」と別邸「越の里」。 真ん中の日本家屋はコンベンションホールや宴会場。

 

こちらは「華鳳」。

 

こちらは「越の里」である。
泊まる予定の部屋は 5 階の正面。一番上が7階である。

 

立派な門構えでびっくりした。 茶寮荘園を彷彿させる門構えである。

 

車止めには数人のスタッフが待機していた。チェックインタイムになると常時待機しているようである。
フロントで名前を告げると、そのまま女性スタッフが先に立って案内してくれた。
巨大豪華旅館のロビー,
お土産コーナーも立派であった。
絨毯の色や柄も大型観光旅館の雰囲気。

 

本物の桜の木である。 つぼみの付いた枝を切ってきて植えたら、室内の暖かさで花が開いたとのことであった。

 

 

左手の壁の内側は、コンベンションホール。 翌日の帰り際には結婚式の用意が行われていた。

 

自動ドアの先をさらに進むと、「別邸 越の里」の入り口が見えてきた。

 

 

サロン「山里」、ホテルのエグゼクティブ・ラウンジの雰囲気である。
コンシェルジュ・デスクがあり、若い女性スタッフが常駐していた。

 

セルフサービスのドリンクコーナーがあったが、常に女性スタッフが飲み物を作ってくれた。
インターネットができるPCも設置されていた。

 

時節柄、お雛様が飾られていた。

 

薄茶と和菓子を振る舞われながら、チェックインを済ます。
別邸と部屋へ入るためのカードキーが渡された。まさにホテルのエグゼクティブフロアーである。

 

サロンからエレベーター・ホールに入るのにカードが必要であった。


 

部屋は5階の「花梨」。

 

上から三つめの階で、右側の円形の出っ張りが半露天風呂。 左側の円形の出っ張りが展望部屋である。

 

部屋は今はやりの引き戸となっていた。自動ロックである。
ここで靴を脱ぐ。室内はバリアフリーとなっていた。

 

リビングスペースと向こうはベッドスペース。右手は玄関からの通路。
大型の薄型テレビが置いてあった。

 

なかなか座り心地の良いソファであった。右手は展望スペース。

左端は浴室への通路。

 

部屋の片隅には冷蔵庫が置いてあり、その上にはコーヒーメーカーやお茶セットが用意されてあった。

 

ガラス戸の向こうは隣室の壁である。角部屋だけあって二面採光でとても明るい。

 

ベッドスペースにはセミダブルサイズのベッドが二つ置かれてあった。
ベッドサイドには中型の薄型テレビもあった。

 

別の場所にはクイーンサイズと思われるダブルベッドがあった。
家族連れには最適の部屋かもしれない。

 

座り心地の良い椅子で、眺望を楽しんでも良し、読書をしても良しの場所であった。

 

このような眺めを楽しめる。
雪一面の季節や、緑一面の季節、黄金色の稲穂の季節は素晴らしい眺めとなるだろう。

 

遠くの山々は福島県や山形県の県境方面の 飯豊連峰 である。

 

新発田や村上方面の田園地帯の眺め。
この方面の眺めが最高かもしれない。

 

眼下に民家が現れてくる。

 

左手のビルは月岡温泉街である。

 

部屋とは反対側のエレベーターホールからの通路から見た日没。
建物群は月岡温泉街。

 

(部屋風呂)

洗面所はとても使いやすくできていた。
タオル類も豊富に用意されてあった。床暖房もとても気持ちが良い。

欠点は、ティッシュペーパーがペーパータオルのような硬さであったこと。 ソフトティッシューも用意して欲しいものだ。

 

半露天風呂との間のシャワールーム。

 

半露天風呂
民家からの目隠しが、入浴目線での眺めを阻害していた。

 

浴槽の縁に腰掛けると、このような眺めになる。
しかし眺めの良いのはこの方向だけである。

 

目隠しは、この階までのようである。
6階・7階は眺めを楽しむことができそうだが、眺める方向が少しもの足りない。

 

部屋風呂は温泉ではなく、シルクイオンバスというマイクロバブル発生バス。
ボタンを押すと、マイクロバブルが発生し白濁してくる。
マイクロバブルがはじけてできるマイナスイオンの効果があるとのこと。
普通のお湯より早くのぼせたのは事実であるが。

目隠しの向こうの灯りは、月岡温泉街。

 

     

 

浴衣・作務衣・ナイトウェア・バスローブと用意されてあった。
右端の籠は、本館「華鳳」の大浴場へ行く時に使うためのもの。

 

トイレは二ヶ所あった。

 

(大浴場)

「華鳳」の大浴場を使う。
エレベーターで1階まで降り、中宴会場の横を通って大浴場へ出る。

 

1階エレベーターホール。
ここでカードキーを使った記憶がない。

中宴会場では仲居さんたちが宴会の準備で大忙しであった。

 

大型旅館の大浴場であるから、脱衣場・洗い場ともにとても広い。
バスタオルは豊富に用意されてあったが、フェイスタオルは部屋から持参。

内風呂のお湯は透明であった。

 

 

露天風呂は硫黄の匂いが強く、色はエメラルドグリーン。
硫黄の匂いは強くても強烈というほどではではなく、むしろ好ましい匂い。

肌に残る匂いもそれほど強くなくて良かった。

 

 

寝湯や腰掛湯の設備もある。
いつまでも浸かっていたいと思わせる露天風呂であった。

 

湯上りサロン。
夕方には味噌汁のサービスがあった。
身体が火照っていたので、熱い味噌汁は遠慮した。

いつも大河ドラマ「天地人」のテーマ音楽が流れていた。

 

(夕食)

サロン横の料亭「七草」で食べる。
堀炬燵仕様の落ち着いた個室であった。

 

壜のまま置かれては、味も素っ気もない。




はっきり言って、温泉旅館料理の延長である。食べる幸せを感じない料理であった。
この料理では、設備など他の豪華仕様が泣く。


 サロンでのコーヒー。
夕食の中では、一番美味しかった。

 

用意されてあるナイトウェア。
ベッドの寝心地はとても良い。シモンズであった。

惜しむらくはリネン類のお粗末さ。ごわごわしていた。
良いマットと極上の肌触りのシーツ、これで極楽の寝心地となるのだが。
毎日クリーニンゲでは、極上のシーツも 穀潰しとなるか。

 

(朝食)

さすがに塩鮭は美味しかった。
郷土料理の「のっぺ」は生臭かった。
期待しなければ普通の味。

 


 

サロンでのコーヒー。

 

 

(感想)

この宿のHPは優れもので、部屋のイメージを掴むことができる。
高層階の眺望を取るか、洋室を取るかで迷ったが、なんとなくこの宿には洋室が似合いそうという感覚、それに高所恐怖症ということもあり5階の洋室を選択した。

洋室の居心地はとても良かったが、眺望に関して言えば失敗だった。 半露天風呂の目隠しのせいで、入浴目線での眺めが台無しになってしまった。

部屋の選択に関していえば、まず本館「華鳳」側の部屋は「華鳳」からのプライバシーの侵害がマイナス点。
7階の中ふたつの部屋は、リビングからの眺望がガラス戸の外に庭と塀があるため悪い。

6階の中ふたつの部屋がリビングからの眺めも良く、リピートが多いとのスタッフの話も頷けた。

温泉も楽しめる。眺望も楽しめる。接客もなかなか良い。あと食事さえ改善されれば素晴らしい宿になると思うのだか。 しかし優れた料理人を確保する事が、最も至難なことなのかもしれない。

 

売店にオリジナルの酒が売っていた。食事の時には出さないということなので買って帰った。
味はいまいちであった。

 

 

北方文化博物館「豪農の館」

 

飛行機の時間が夜なので、それまでの時間を2〜3ヶ所の訪問にあてた。
まずは越後随一の豪農「伊藤家の館」

 

正門からのアプローチといい、石垣に塀囲いといい、「領主の館」である。

 

敷地の中に、再び門がある。まさに大手門。
ここを抜けると館である。

 

50 人を越える使用人の胃袋を満たした台所。
下は大広間。

 

大広間に飾ってあった「享保雛」と江戸時代の「五人囃」。

 

京都の寺院かと見間違えそうな素晴らしい庭園。 正面左手奥に茶室が見える。
本来の住居スペースは立ち入り禁止となっていた。

 

展示物スペースに移築されていた、貧農の家。

 

家の入り口にある馬小屋。これは良く見る景色である。

 

土間に藁を敷いて暮らしていたという家。 隣接した場所にこのような建物を移築したということに意味深長なものを感じる。
複雑な思いで豪農の館を後にした。

 

 

ホテルオークラ新潟

 

この日も昼食兼ケーキタイム。

 

2 階のラウンジからの信濃川と萬代橋の眺め。

 

ちょうど「越後姫」フェアをやっていたので、「越後姫クレープ」と「越後姫タルト」を頼み、相方とシェアした。
甘さはそこそこであったが、とても柔らかい苺であった。

 

カップは新潟の県花チューリップの柄。

 

 

マリンピア日本海

 

飛行機の時間まで余裕があったので水族館「マリンピア日本海」を訪れた。

 

やはり大水槽は面白い。 マンタも悠然と泳いでいた。

 

群れをなして泳ぐ魚たち。凄い迫力であった。

 

日本海なのに、なぜかこういう生き物もいた。

 

イルカショー。
祭日のせいか、多くの子供たちで賑わっていた。

 

水族館の横の日本海。
強風のせいか、荒々しく寒々としていた。

 

(新潟空港。)

空港内の寿司屋で軽めの夕食を摂った。

 

なかなか美味しい寿司であった。

 

 

2009年3月中旬訪問

別邸 越の里の予約の際の参考に