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憧れの旅館・ホテル
京都紅葉 2008 其の二
11 月後半の連休、大渋滞を予想していたが予想を超えた事態になってしまった。
前回快適に走った新名神、桑名から12kmの渋滞だという。事故渋滞であった。
30 分以上の時間をロスして名神に辿りつくと、今度は草津ジャンクションから京都東ICまで12kmの渋滞。京都東ICを降りても渋滞が続くと思い大津ICで降りて湖西道路に向かった。
湖西道路に入ると、これまた車が進まないではないか。しばらくすると急に車が走り出した。
レインボーロードは快適に走り、途中から 367 号線に入った。ここまででも予定より 2 時間近くも遅れている。午前中に三千院前を通り過ぎる予定が狂ってしまった。
三千院から帰りだす時間に遭遇すると大変なことになる。しばらく走ると、前方に車の列が見えた。愕然とした。これでは三千院の前を通り過ぎるどころか、京都の町並みにいつ辿り着けるか、わからないではないか。
少し進むと右側に狭い道があった。生活道路かなと判断し、思い切って侵入した。すれちがうのもやっとという道であったが、なんとか三千院のすぐ近くまで来た。本道を走っていた車の大半は、三千院周辺の駐車場をめざしていたようだ。三千院を過ぎると道路はガラ空きであった。
諦めかけていた「瑠璃光院」へ行けそうである。
(瑠璃光院)
叡山電鉄終点の八瀬比叡山口駅の近くにある。
小道は人で溢れかえっていた。瑠璃光院の前まで車を進めると、幸運にも真ん前の駐車場が空いたばかりであった。狭い駐車場であったが、客待ちのタクシーの運転手さんが親切にも誘導してくれた。京都の運転手さんは親切な人が多い。
山門から玄関にかけては、たいした紅葉ではなかった。期待はずれかなと思いつつ中に入ると、書院からの眺めは素晴しいものであった。
書院 1 階からの眺め。
書院 2 階からの眺め。
カメラを構えたまま、長時間動かない女性カメラマンには辟易とした。
まさに「錦」。
(岩倉実相院)
夜まで少し時間があったので実相院へ向かった。ここも大混雑であった。
ここでも携帯のカメラを構える観光客の多いこと。
人が写らないように撮るのが大変であった。
石庭の紅葉は、色褪せていた。
俵屋・松籟
1年半ぶりの俵屋である。
玄関を入ると、以前とは違った雰囲気を感じた。
法被のおじさんがいない。頭が少し薄くなっているフロントの優しい男性の姿もない。
前回までの、ほっとする気分を味わえなかった。
聞く所によると、二人とも辞めたそうである。
部屋は松籟。
定番の蕨餅。相変わらず美味しい。
スタッフが変わっても、部屋に入ると落ち着く。 この雰囲気は、以前と変わらない。
新館は本館と違い、軽快な雰囲気の部屋が多い。
松籟はその代表であろうか、とても軽やかな部屋である。
この部屋の特徴は脇の小部屋。堀炬燵となっていた。
庭の造りも見事。木戸の抜こうは「曉翠」の庭である。
庭から見た松籟の間。
襖の中はクローゼット。
床の間の造りは軽やかである。床脇地袋にテレビが収められている。
部屋に入った所に時代物の家具が置いてあり、その中に冷蔵庫、その上にはお茶のセットが置いてあった。
冷蔵庫の中のものは無料。
(浴室)
洗面所はシングルシンク。
タオル類は相変わらず上質である。
柱のせいか狭苦しく感じるが、実際、浴槽に浸かると半露天の趣きも味わうことができ、素晴しい風呂である。
先週のブライトンの新しいバスルームより、よほど快適。
(夕食)
歳とともに俵屋の料理が美味しいと感じるようになった。
控えめな味であるが、実に味わい深い。今回の椀物は絶品であった。
しかし残念なことは、最後まで同じ調子であったということである。同じ味だと最後のほうは飽きてくる。もう少し味や舌触りにメリハリがつくと申し分ないのであるが。
(寝具)
三層構造の素晴しく贅沢な寝具。やや固めであるが、とても寝心地が良い。
定番の寝巻き。とても着心地が良い。
(朝食)
フレッシュオレンジジュースか飲むヨーグルトの選択。
ジュースは相変わらず美味しい。
やさしい味の朝食である。
いつものようにお弁当を買い求めた。
今月は「栗ごはん」。
定番の「てん巻きずし」。
以前と違って、味が濃くなった気がした。
以前は味が薄く、もの足りない味であったが、美味しくなったと思う。
天気予報では昼から本降りとなるとのことだったので、早々に名古屋へ引き上げた。
ICの近くにある名古屋で最も旬なカフェへ行き、ケーキを食べた。
店の中からの眺め。雨にけぶった眺めであるが、なかなか風情があった。
2008年11月下旬訪問