made by Abitaro                           back to toppage

Wellcome to My Homepage!!

憧れの旅館・ホテル

湖山荘&角館

 

今年の桜は東北と、例年の満開の時期に合わせ日程を調節していた。しかし歴史に残るような異常気象、まったく期待できない旅行となってしまった。
快晴の秋田空港、遠くに見えるのは青森方面の山々。

 

翌日は雨模様ということで、急遽、角館へ向かった。
空港から秋田駅へはリムジンバスで。

 

秋田駅から新幹線で角館へ。

 

角館駅。

 

武家屋敷周辺の枝垂桜は完全な蕾状態。
風も強く、冬の寒さであった。

 

一輪の花も咲いていない。

 

桧木内川の堤
一見、枯れ木状態。

 

良く見ると、「蕾やや膨らむ」といった程度か。

 

最も楽しみにしていた、「桧木内川堤の桜」。

 

角館のポスター。
この景色を夢見ていたのだが・・・

 

地元の住人から教えてもらった料理店。

 

比内地鶏の炭火焼
皮が香ばしく、とても美味しかった。

 

山菜稲庭うどん
出汁加減が素晴らしい。 優しい味で、鰹と昆布の加減が好みにぴったり。
桜に出会えなかったが、この店に出会えたことで気分を取り直した。

 

燻したタクアンの「いぶりがっこ」
これも美味しく、この店の製造ということで買い求めた。

 

昼食を済ませて、再び新幹線に乗り雫石へ。
強風のため、角館で 20 分遅れとなっていた。幸か不幸か、雫石に到着した時間は、チェックインにちょうど良いタイミングとなった。

 

雫石駅からタクシー宿へ向かう。
15 分たらずで着いた。

 

15 時ぎりぎりのせいか、玄関に入ってもスタッフはなかなか現れなかった。
日帰り入浴を終えたらしい客が数人、土間の椅子に座っていた。

 

しばらくすると若いスタッフがあたふたと現れ、いったん外へ導き、別の門から離れへ案内してくれた。

 

三棟ある離れ。
今回は、一番向こうの「駒形」。

 

これが「駒形」。

 

ここで靴を脱ぐ。

 

廊下の右側にあるのが冷蔵庫。

 

冷蔵庫の中身。

 

6 畳ほどの副和室
右奥がクローゼット。

 

中に浴衣・羽織が置いてある。
浴衣は一人二枚。

 

隣りは8畳の主和室。
建物は安普請だが、ここに高級感は必要ない。

 

主和室から副和室を見る。

 

主和室のすっきりとした床の間。

 

地袋の中に旧式のテレビ。
その下の引き戸の中に電話がある。

 

ここで、お茶と手造りのお菓子が出た。
お菓子は小振りな桜餅。素朴な味ながら美味しかった。

 

広縁には籐の三点セット。

 

ここからの眺めは素晴らしい。

 

左手の眺め。
遠くの山々が雲に隠れる寸前。

 

正面の眺め。
雲が低く垂れ込めている。

 

右手に見えるのは、先ほど渡った橋であろうか。

 

広々としたトイレ。

 

(部屋風呂)

シンプルな洗面所。

 

アメニティグッズは最小限。

 

内風呂はとても広い。
滑るから足元に注意するように言われていたが、浴槽の中で本当に滑ってしまった。

 

向こうの小窓の中はテレビ。
しかし音が割れて聞きにくく、使用するのは止めた。

 

ガラス戸の向こうは、露天風呂。

 

素晴らしい露天風呂。
内風呂と異なる源泉とのこと。加水・加温しておらず、正真正銘の源泉掛け流し。
ちょっとした旅館の大浴場の露天風呂くらいの規模である。二人占めするのが申し訳ないくらい。とにかく暇さえあれば浸かっていた。

 

眺めも素晴らしい。

 

8割方屋根に覆われているので、翌朝の雨でも問題なく入ることができた。

 

夜の内風呂。

 

庭には灯りがあるが、その他は対岸の灯りが見えるのみ。

 

 

離れから本館へは下駄履きで。

 

正面に下駄箱があり、室内用スリッパに履き替える。
右手が大露天風呂の入り口。
左手が本館への通路。

 

大露天風呂の入り口

 

タオルを持たずに行ったので、入ることなく写真だけ撮って戻った。

 

本当に広い露天風呂である。

 

本館にある中浴場

 

離れの露天風呂が素晴らしいので、一度も入らなかった。

 

風呂上りに地ビールを楽しんだ。
小麦から造ったビールとのこと。気のせいか、ほのかにパンの香りを感じた。

 

(夕食)

離れの横にある「離れ厨房」
サービスワゴンを押したスタッフが出入りしていた。

 

期間限定のお奨め日本酒
アルコール度が 11 〜 12 度と低く、水割りを飲んでいるようで失敗だった。

 

 

なかなか美味しい豆腐。

 

地鶏味噌は酒のツマミにうってつけ。

 

山川の幸、こんなものかというところ。

 

川魚の刺身は、あっさりとしすぎていて味が無い。

 

こごみ・しどけ・タラの芽。
衣が重い。もう少しカラっと揚げて欲しい。そうすれば申し分ないのだが。

 

脂身の多い「雫石牛」と、赤身の多い「短角牛」。
雫石牛のほうが旨いと思った。

 

献立にはない、「地鶏の親子蒸し」。
卵は黄身だけであった。白身はどうしたのだろうか。

 

優しい味付けの焚き合せ。
とても美味しかった。

 

これは二人分。
川魚の塩焼きは、やっぱり鮎が一番。岩魚は、可もなし不可もなし

 

山菜御飯は優しい味付けで美味しかった。
漬物も美味しい。
しかし、ここで鳥の出汁の御椀はくどかった。
やはり味噌汁がいいと思う。

 

牛乳のババロアは素朴な味で、とても美味しかった。

 

コーヒーは別注。
ポーションでは・・・

 

(寝具)

テレビのある主和室に敷いてもらった。

 

敷き布団が一枚では悲しい。
押入れから予備の敷き布団を引っ張り出して二枚にした。

 

これで、ぐっすり寝ることができた。
最初から二枚敷いてくれればよいのに。
そのままにしておいたから考えてくれるだろう。

 

(朝食)

布団は敷きっぱなしで、副和室で朝食にした。
絞りたてのリンゴジュース。とても美味しい。

 

牛乳も、とても美味しい。

 

甘露煮は思ったほどくどくなかった。

 

豆腐も美味しい。

 

大粒納豆もなかなかのもの。

 

温泉卵は一人ひとつ。

 

黄身が固かったのが残念。
半熟のほうが美味しいと思うのだが。

 

漬物は美味しい。

 

麦飯入り御飯。
味よりも健康。

 

味噌汁は素朴な味。

 

コーヒーは、このスタイルでなくては・・・
ポットにお代わりもあり嬉しかった。

 

(応対)

二人の若い女性スタッフが交互に世話をしてくれたが、二人ともにこやかで親切で、とても感じが良かった。地方には素朴で一生懸命なスタッフが多い。
フロントにいた、そう若くない女性には疑問符がついたが・・・

 

(感想)

「駒形」の内風呂・露天風呂は素晴らしい。
料理も不満は感じない。 朝食は、ある意味申し分ないとも言える。宿泊料金から考えると、良くやっていると思う。
名古屋からそこを目指すには、もうひとつ決め手に欠けるが、東京からだと気楽に行けるだろう。 高級旅館には無い良さを、充分持った宿だと思う。


 
  宿から「つなぎ温泉」のバス停まで送ってもらった。

 

ここから盛岡へ向かった。
この日の目的は「わんこそば」。

 

雨の盛岡駅

 

本店を予約しようと思ったのだが、電話時、既に満席であったので駅前店になった。
雨の中を移動するくらいなら、駅前店のほうで結果的に都合が良かった。

 

とりそぼろ・鮪刺身・なめこおろし、などが付いている。
四つに区切ってあるのが薬味。その下に、そば用のお椀がある。

 

おおよそ四人の客を一人のスタッフが受け持つ。
「どんどん」とか「じゃんじゃん」の掛け声で注いでいく。

 

これは私が食べた分。

 

デザート

 

頑張ればもっと食べることもできたが、無理をすると夕食に差し支えると思い、このへんでストップした。さすがにズボンのベルトは、きつくなっていた。

 

この後、盛岡駅から新幹線で大曲へ向かった。

 

平成22年4月末訪問