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憧れの旅館・ホテル
京都ブライトンホテル
大原の三千院を出発して八瀬周辺までくると凄まじい渋滞であった。
修学院あたりで渋滞は解消されたが、三千院からホテルまで1時間半くらいかかってしまった。
車をホテル正面玄関に停めると、スタッフから駐車場に停めてくるように言われた。
駐車場から荷物を持ってB1のバンケットルームの横を通り、階段を上ってロビーのフロントまで辿りつきチェックインとなる。
ロビーは吹き抜けとなっており、品川のストリングスホテルに良く似ていた。
チェックイン時、部屋は4階に用意してあるという。
予約時は好みの部屋を選べる時期であり、最も眺めの良い部屋として6階東側を薦めてくれたのである。
その旨を伝えると(予約日時・担当スタッフを記録したメモを手渡した)それに対する回答は、「確かに予約は確認できたが、その後何かの手違いで他の客の予約になってしまった」と・・・・
常顧客に回したに違いない。
不審な顔つきをしていたのであろう、5階の部屋で我慢してはくれないかとのことであった。
文句を言っても始まらないので、承諾した。
これで今度は、5階から4階へ格下げされる客がでるのだろうな。
エレベータを降りると、通路が回廊式になっている。
部屋は今年の春にリニューアルされたばかりのエグゼクティブツインルーム42u。
絨毯のデザインが特徴的。
ベッドはセミダブルのハリウッドツイン。
窓際には簡単なテーブルがついたソファー、ダイニングテーブルのようなライティングデスクがある。
窓からの眺めは、向こうに御所の森が見える。 6階からなら、もう少し眺めも良いだろうに。
ライティングデスクが良く考えられてあると思う。
普通ライティングデスクは一人用であり、後はソファーと高さの低いテーブルである。
それではとても朝食をルームサービスでは頼めない。
しかしこのようにダイニングテーブルとも思えるようなものだと、とても食事はしやすいと思う。
ライティングも明るくて、とても良い。
壁には大型の薄型テレビが掛けられてあった。
角度調節ができ、リビングからも角度が良くなるようになっている。
クローゼットには薄手のワッフル生地のバスローブが用意されてあった。とても着心地の良いものであった。
部屋の片隅には、空気清浄機付き加湿器が置いてあった。これも良いサービスだと思う。
冷蔵庫の中にはビールやペットボトルのお茶。もちろん有料。
お茶セットは無料であった。
ドリップコーヒーセットはなんと有料であった。しかし値段は高くはなかった。
薄茶セットもあったが、これも有料であった。金を払ってまで飲む客は、そんなにいないのではないだろうか。
(バスルーム)
新しくて綺麗である。タオル類はとても上質。
アメニティグッズは普通。
洗い場付き浴槽。最近、この手のバスルームが増えてきているような気がする。
日本人にとっては最も落ち着くタイプではないだろうか。
トイレが個室なら、言うことなしだったのだが。
シャワーはレインとハンド併用であった。
バスタブは充分の広さがあり気持ち良かった。
(寝具)
やや固めの弾力で沈み込み具合がシモンズに近い寝心地であったが、シモンズではなかった。
せっかくの寝心地の良いマットも、ゴワゴワ、ざらざらのシーツでは感激も半減。
バスローブと同じ生地の寝巻きが用意されてあった。
(朝食)
ロビー階のテラスレストラン「フェリエ」である。
アメリカンブレックファーストを基本として、ジュースをフレッシュに、トーストをそれぞれパンケーキとフレンチトーストに差し替えてもらった。
フレッシュオレンジジュースはとても美味しかった。フレッシュジュースは身体がキレイになる感じがする。
オムレツの味は普通。
パンケーキはとても美味しかった。
フレンチトーストはバケットを使ったものであったが、クチャっとしていて残念であった。もう少し火をとおして欲しかった。
瓢樹
夕食は食べに出た。
大正時代に「瓢亭」から暖簾分けされた店である。
風情ある門構え、大きな暖簾が掛かっていた。
暖簾をくぐると、玄関前には仲居さんが立っていて名前を聞いてきた。
玄関から座敷もとても風情がある。素晴らしい雰囲気。
案内された部屋は広々とした和室で、やや低めの椅子席。
お茶碗の蓋を取ると、最初の驚き。
お酒は辛口「京の泉」、酒の味が少し強かった。
お品書きはない、とのこと。
先付け : 芽芋、胡麻酢和え
八寸 : 子持ち鮎・半熟玉子・サーモンと平目の博多押し・板雲丹・ししとう・鶉肉・ムカゴ・魚の卵巣
造里 : 平目の昆布〆薄造り、入り酒醤油
椀物 : 甘鯛・百合根・蕪蒸し
炊き合せ: 海老芋・法連草
焼物 : 鰆のつけ焼き・蛤
汁物 : 豆腐・なめこ、昆布の器で
揚物 : 鶉と百合根・ししとうの揚げ浸し
酢の物 : 蟹と胡瓜の薄焼き卵・海苔巻き、蒸し鮑
止椀 : 白玉団子の赤だし
香の物・御飯
水菓子 :苺
はっきりとした出汁味で、きっちりと味がついていた。 本物の料理だと思う。料理ひとつひとつ手が込んでいて味は素晴しかった。しかし全体をとおすと、今の私には少しばかり味が濃かった。
10年前には薄味でもの足りないと思った味が今ではちょうど良くなり、当時ちょうど良いと思った味付けが少しくどいと思うようになってきた。
若い時なら感激の味だったと思う。
初物の苺は、まだ少し酸っぱかった。
それにつけても器が素晴しかった。器を見るだけでも充分楽しめた。
京都紅葉2008
(大原三千院)
今年の冬に開通した新名神高速を快適に走り、予想より早く京都東ICに着いたので、予定を変更し湖西道路〜レインボーロードを走って大原へ直行することにした。
大原の里は、とてものどかである。しかしこの時期は観光客でごったがえしていた。
往生極楽院の紅葉はまだまだであった。
この眺めになるのは、いつだろう。
二十五菩薩石庭の紅葉は一幅の絵。
(京都御所)
一般公開の最終日であった。
雨が上がったばかりで、砂利道はぬかるんでいた。
宣秋門である。
御池庭の紅葉は僅か。
一部に見事な紅葉が見受けられたが、縄が張ってあって立ち入り禁止。警備員が見張っていた。
御内庭
紅葉がアクセントとなっていて、これはこれで見事な眺めであった。
御所では紅葉も品がある。
内門から出た所
(清水焼団地)
御所の参観を終えたのち、かねてからの念願であった清水焼団地を訪れた。
残念ながら日曜日は多くの店が休みであった。それでも、開いている店で手頃な皿などを買い求め、帰路についた。
2008年11月中旬訪問