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憧れの旅館・ホテル

京都紅葉 2006

 

前回の紅葉巡り、温暖な気候のせいで残念な結果に終ってしまった。今回、別の名所を考えていたのだが、敢えて嵯峨野の紅葉に再度挑戦した。
レンタサイクル、予想に反して大人気であった。一軒目は直前の客で終わり、二件目は我々が最後の客と、危機一髪で紅葉巡りを始めることができた。

(直思庵)

大覚寺の奥手にあり、嵯峨野で最も北に位置する。
自転車でも大覚寺から、なだらかな登りの小道をかなり走った。従って観光客も少なく鄙びた感じの庵であった。竹林と紅葉のコントラストが有名であるが見頃を迎えており見事であった。

 

 

 

(昇天さんの大根供養)

覚勝院の大根供養。京都の師走の風物詩として有名らしい。
供養されたお供えの大根もお下がりを頂くと、「心身の毒が消え、八福に欲する」と言い、そのありがたい大根は、すしあげと共に 2 日ほど炊かれ、水尾の柚の刻みを載せたものだそうである。大根はともかくお揚げは美味しかった。隣が寺の保育園のせいか椅子が園児用であったのは御愛敬。

 

 

 

(祇王寺)

ここの草庵は不思議な雰囲気を漂わせている。見頃は苔の庭にモミジの絨緞が敷き詰められた頃であるが、苔の緑と茅葺屋根の上の紅葉との色合いもまた面白い景色であった。

 

  

 

(二尊院)

参道はモミジの名所で「紅葉の馬場」の別名を持つ。見事な紅葉であった。境内の紅葉も素晴らしいものであった。

 

  

 

 

 

(厭離庵)

二尊院近くの鄙びた庵であるが、色づきにはまだ少し早かった。見頃なら、落ち着いた素晴らしい場所だと思うのだが。

 

  

 

(常寂光寺)

前回、まだ緑のトンネルであった参道の石段は紅葉のトンネルに変身していた。境内の紅葉も素晴らしく、仁王門辺りの景色もとても風情あるものであった。

 

 

 

 

 

(天竜寺)

大混雑であった。曹源池庭園周辺の紅葉は見頃を迎えていたが、とにかく人の波であった。

 

(宝厳院)

天竜寺塔頭で、ライトアップが有名な名所である。前回はまだまだ緑であったが、紅葉は進んでいた。夜のライトアップもさぞ見事であろうと思われる。

 

  

 

(真如堂)

宿に入る前に、嵯峨野を離れて洛東に向かった。
カメラマンの名所であろうか、三脚を抱えたカメラマンが大勢いた。三重塔は良い被写体かもしれない。本堂と紅葉との取り合わせも絵になる。

 

 

 

俵屋

改装なった「泉」に宿泊した。
8畳ほどの主和室と副和室、主和室は掘り炬燵になっている。

  

 

 

 

掘り炬燵風に足の置ける書斎があり、目線を変えると素晴らしい坪庭が見える。宿の事務室の庭と共有しているようであるが、気分転換にとても良い。憎いほどの心配りだと思う。

  

 

広い三和土が設けられてあり、座り心地の良い椅子が置いてある「なぐり」の廊下から風呂場に通ずる。床の間の設えも素晴らしい。欄間には「阿」・「吽」二匹の狛犬の置物がさりげなく置かれてあった。鬼門を向いているとのこと。

 

素晴らしい部屋風呂である。ガラス戸は開け閉めでき天窓も作られているので半露天の雰囲気も味わえる。洗面所は清潔感に溢れていて、上質のタオル類も豊富に用意されている。

  

 

庭は狭いながらも実に上手く造ってあり、夜景ともども素晴らしい眺めである。いつもながら庭や部屋造りの上手さには驚嘆する。

 

 

料理

 

 

(東福寺)

朝は俵屋でのんびりと過ごし、タクシーでおもむろに東福寺へ向かった。祝日(勤労感謝の日)ということで覚悟はしていたものの予想を超えた人波であった。特に団体さんが多く、行列、行列であった。

 

臥雲橋からの眺めに驚嘆したのは序の口、反対側の通天橋からの眺めは「素晴らしい」の一言。観光バスが押し寄せるのも無理はない。通天橋は鈴なりの人だかりであった。

 

 

 

京都の紅葉は素晴らしい。その素晴らしさを充分に満喫できた二日間であった。
しかし疲れた。

2006年11月23日訪問