made by Abitaro                           back to toppage

Wellcome to My Homepage!!

憧れの旅館・ホテル

名月荘

 

素晴らしい天気、文字どおり「ピーカン」であった。飛行機の窓からは雪を抱いた木曽の山々や南アルプスの山々の向こうに富士山を見ることができた。滅多に見ることのできない眺めであった。


山形空港からタクシーで「さくらんぼ東根」駅まで行き、そこから鈍行と山形新幹線を乗り継ぎ「かみのやま温泉」駅に降りたった。

  

チェックインタイムには時間があったので上山城付近を散策した。枝垂れ桜や八重桜はまだ花の姿を保っていたが、ソメイヨシノは半分「葉桜」であった。
この周辺は史跡公園として整備されているようで、武家屋敷跡も数軒あった。

 

 

  

駅からタクシーで名月荘に向かった。
駐車場脇の門の所には番頭さんらしき男の人が待ち構えており荷物を受け取ってフロントまで案内してくれた。

  


玄関で靴を脱ぎ、ラウンジで山葡萄のジュースを振舞われた後、うら若い女性スタッフが部屋まで案内してくれた。
その女性が部屋係であった。


  

  


部屋は「扇」一番奥の部屋である。
部屋に入ると、お茶とお菓子(柏餅)を出してくれた。


10畳程の和室、奥には3畳の化粧部屋もある。
小さなキッチンのついた6畳程のダイニングルーム、基本的にここで食事を取る。

  

テラスを取り囲むように、ホーローのバスタブのある部屋風呂、屋外には小ぶりながら露天風呂もある。

  


この部屋の一番のポイントは庭である。
遠くに蔵王連山を見渡すことができ、素晴らしい眺望を楽しめる。
今年は生憎の雪不足で蔵王の山々もほとんど雪がなく、少しばかりがっかりした。

 

 

(大浴場)

石造りのすっきりとした浴槽である。お湯はほのかに硫黄の匂いがした。湯量はまずまずであった。
露天風呂は庭と雑木林を眺めるだけの取り立てて特徴のないものであったが、火照った身体を冷ましながら温泉を楽しむには都合が良い。

  

その他に貸切露天風呂や家族風呂もあった。
貸し切り風呂は大きな岩をくりぬいた岩風呂であった。

  

 

(部屋風呂)

猫足のバスタブであったが、ここまで来てこのようなバスタブに入る気はしなかった。
部屋露天ばかり使い、猫足は用無しであった。
部屋露天からの眺めはまずまずであった。部屋露天のほうが大浴場より硫黄の匂いが強かった。

  

 

(夕食)

酒、十四代が飲めたのは嬉しかった。
食事は、万人受けしそうなもので可もなし不可でもなしといったところか。

  

 

 

  

 

 

  

  

  

  

  

最後の御飯は満腹で食べられなかったが、夜食にと、おにぎりにしてくれた。
食後のコーヒーは談話室でセルフで飲むことができる。かかっていた音楽はモーツアルトであろうか。
なんとなく玉の湯の談話室を思い出してしまった。

 

 

(寝具)

薄手のウレタン系マットと綿敷き布団の二枚組。幸せいっぱいには程遠い。パジャマが用意されてあった。これで旅館内歩き回っても良いとのことだが、「それはちょっと」という気分であった。

   

(朝食)

和食・洋食、リクエストできる。和食は味噌汁の中身、洋食は卵料理が選択できる。ジャムがとても美味しかった。

  和食

 

  



  洋食

  

  

  

  

 

(応対)

これは素晴らしい。若いスタッフばかりであったが、皆きちんと教育されており、すれ違うスタッフこぞって素晴らしい笑顔で挨拶してくれ、部屋係の女性も一生懸命世話してくれた。
新潟の「ゆめや」でもそうだったが、皆揃って、素朴で気立ての良い女の子たちであった。

 

(感想)

和で統一されているでもなし、今流行の和モダンでもないし、何といってよいのか、国籍不明折衷とでも云いましょうか。
良いと思った物は、なんでも飾ってしまうといった感じでした。

  


それから、部屋の自慢の庭、雑草がぼうぼうでした。
宿のインテリアを見ていると、「これも意図的なのかな」と思ってしまいました。

 

2007年4月末訪問

名月荘の予約の際の参考に