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憧れの旅館・ホテル
ヒルトン・ニセコ
ニセコ高原にさしかかると晴れ間が出てきた。岩内の山々で天候が変わったようである。
「ニセコプリンス東山」以来8年半ぶりの訪れである。私のスキー、最後のゲレンデとなった。
北海道で泊まったことのあるホテルは記憶に残っていることが多いのであるが、なぜかこのホテルはゴンドラ以外記憶がない。
スキーをやめるきっかけとなったことが記憶を消し去っているのであろうか。
車寄せで相方と荷物を降ろし、駐車場に車を置きにいった。
観光バスの多さに愕然とした。
フロントでチェックインを済ますと、後から荷物を届けるとのこと。
カードキーを貰い、相方と二人で部屋へ向かった。
部屋は 16 階のファミリールーム。
スイート以外では最も広く( 34 u)、選んだ最大の理由は「バス・トイレ分離」ということ。
エレベーターホール。
突き当たりの部屋である。
部屋のドアからリビングのドアまでスペースがあり、トイレ・クローゼット・バスルーム、そしてリビングのドアがある。
正面のドアはトイレのものである。
右手の観音開きの戸はクローゼット。
左手がバスルーム。
右手はバスルーム。
部屋へ入ると二面採光でとても明るい。
ファミリールーム用であるから、別のベッドが入る仕様になっている。
そこにソファーがぽつんと置かれてあるだけなので、だだっ広く感じる。
窓際には大型の薄型テレビ。
お茶類のセット。
冷蔵庫の中は空であった。
窓からの眺めは素晴らしい。
正面は、ニセコアンヌプリ。
スキーシーズンにはホテルからゴンドラが出ている。
別の窓からはゴルフコース。
子供用の遊戯設備もあった。これらは空気で膨らませてあり、夜はしぼんでいた。
洗面所は極めてシンプル。
バスルームにも窓がある。
アメニティも最小限。質的にも魅力を感じなかった。
バスルームは洗い場付きのタイプ。
これは、とても使いやすい。
バスタブに浸かっての眺めも素晴らしい。
部屋から大浴場までは浴衣OKであった。スリッパも用意されてあった。
赤いバスタオルとフェイスタオル持参で行く。使用後は大浴場に置いてきてもよい。フロントに頼めば補給してくれる。
大浴場は温泉。
脱衣場はとても広い。
お湯は濁り湯。
左手が洗い場。
とても眺めの良い大浴場である。
露天風呂の目の前は池で、鯉が泳いでいた。
その先には、羊蹄山が見える。
とても気持ちの良い温泉であった。
いつも客がいて、写真を撮るのに最後まで苦労した。
(夕食)
なぜか夏のシーズンは洋食レストランが閉鎖されてビュッフェ対応になるという。
最初の計画では、昼に美国で鮨を食べ、夜はフレンチのつもりであった。
しかし、前夜は会席、秋は鉄板焼きの予定なので、今回は鮨にした。
「寿司レラ」である。
隣りの「日本料理シサム」に寿司会席コースがあるのか、寿司職人達は大忙しであった。
神威岬で汗びっしょりになり、温泉に浸かって異常に喉が渇いた。
考えてみれば、汗をかいた後の水分摂取がなかったようだ。
北海道限定の生ビール、最高に旨かった。
突出しは、豆乳豆腐。
その後の酒は、「男山・大吟醸」。 昨夜の、「純米」より澄み切っていた。
コースは「おまかせ」。
最初は「造り」。
やはり鮮度が良い。甘みもほどほどにあった。
「鮪」と「もみじおろし」の和え物。
葱の風味と相まって、なかなかの味。
「北海道産水だこ」と「胡瓜・梅紫蘇・胡麻」を合えたもの。
家でも作ってみたいと思った料理であった。
鮨屋定番の「ゲソの塩焼き」。
やはり北海道、最高に美味しかった。
「握り」にはいる。
やはり北海道、「シャリ」は薄味。 北海道独特の、この薄味加減がなんともいえない。
「ソイ」 と 「とり貝」。
「醤油付けイクラ」 と 「キンメの炙り」 。
キンメや大トロのような脂ぎったネタは、炙りのほうが好みになってきた。
「つぶ貝」 と 「明礬を使っていないウニ」。
「ぼたん海老」 と 「玉子」。
「玉子」は、「すり身」を用いるタイプでなく出汁巻きであった。このほうが好み。
「ぼたん海老の味噌」 とのこと。
「北海道で鮨」は、最も失敗が少ない。
(寝具)
最初はクイーンかキングと思ったが、シングルを繋ぎ合わせたものだった。
思いの外、寝心地は良かった。ベッドメーカーは不明。
最初は2階の「メルト」へ行くつもりであったが、閉まっていると勘違いし、 3 階の「羊蹄」になってしまった。
幸い、遅めの時間であったのでガラガラであった。
種類は豊富。
パン類も豊富に用意されてあった。
小さなパンケーキやフレンチトーストもあった。 味は期待はずれ。
オムレツや目玉焼きは目の前で作ってくれる。
プレーンオムレツの味は普通であった。
日本食のコーナーもあった。
朝食後に見つけた。
閉まっていたのは、別のレストランであった。
団体客が多い時などは、こちらのほうが落ち着くのではないだろうか。
一階のPCコーナー。夜遅くに、年端もいかない兄弟がゲームに興じていた。
スタッフの応対もとても良く、宿泊料金から考えたら不満も覚えなかったが、基本的には「団体様御用達ホテル」だなと感じた。
最後の日は快晴であった。 北海道と言えども日差しはキツイ。
羊蹄山をぐるっと回り、「ふきだし公園」に立ち寄り、ルスツを 通って「ウインザーホテル洞爺」でティータイムを取ることにした。
「ヒルトン・ニセコ」 と 「羊蹄山」。
山の向こうは曇っているようだ。
ホテルのすぐ近くにある「ミルク工房」。
その場で飲んだ「飲むヨーグルト」はとても美味しかった。
「バームクーヘン」は買って帰った。
素朴な味であるが、牛乳や卵など良い素材を使っているのが充分伺えた。
ふきだし公園
とても美味しい水であった。
ポリタンクを大量に持っていた人が多かったが、業務用にしているのだろうか。
大量の湧き水が、滝になっている。
「ふきだし公園」 のすぐ近くから。
手前は日本一の清流「尻別川」。残念ながら羊蹄山には雲がかかっていた。
ザ・ウインザーホテル洞爺
先代の「ホテルエイペックス洞爺」から 10 数年ぶりの訪れである。 どのように変貌したが、とても興味があった。
サミットのためであろうか素晴らしく整備された山道を登りホテル周辺まで来ると、ガスがかかっていた。
車寄せの雰囲気は、記憶に近い。
ロビーにあるラウンジ「カフェ・ゼット」、これは無かったように記憶している。 単に広々としたロビーであったような。
当時ふんだんに使われた大理石の凄さに度肝を抜かれたのであるが、今回はどことなくチープさが漂っている気がした。
それとも、こちらの経験値の違いによるものだろうか。
ケーキセットを頼んだ。
「ミルクジャムの生ロール」 と 「マンゴー・プリン」。
あっさり系の好みの味で、まずまず。
残念であったのは、喫煙と禁煙のスペースガ単に手前と奥で分けられているだけであったこと。 隣りがすぐに喫煙スペースで、数人のチェーンスモーカーの生産する大量の煙が、こちらに襲いかかってきた。外国の金持ち団体様御用達ホテルでは仕方がないことか。
ロビーではバイオリンの生演奏があった。
ショップコーナー。
トイレは、当時のままであった。
ホテルの駐車場のすぐ横からの眺めである。
洞爺湖は霞んでいた。
これほどスタッフの笑顔の無いホテルは経験が無い。
箱がどれほど良くても、どんなに素晴らしい料理屋が入っていても、スタッフにホスピタリティが欠如していては、宿として失格だと思う。 経営者は、なにか勘違いをしているのではないだろうか。客を見下しているとしか思えない。
ここに来ることだけで満足している客を相手にしているようでは、先代の二の舞いを演じることになるだろう。
それとも、宿泊客以外は客ではないのかな?
新千歳空港
フライトが夕食の時間にかかる。名古屋に着いてからでは遅いので新千歳で食べていくことにした。
北海道の食材に少しばかり飽きて、違ったものが食べたくなった。
そこで選んだのがこの店。
そして、結果は。
北海道の料理は、北海道の食材があってのもの。
2009年7月末訪問