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憧れの旅館・ホテル
ニューオータニ東京
紀尾井町の超一等地に広大な敷地を持つホテル・ニューオータニ、まさに巨大ホテルである。 2年の歳月と 100 億の巨費を投じてリニューアルされた「ザ・メイン(本館)」に宿泊してみることにした。
タクシーを降り玄関を入ると、松の内であろうか正月気分であった。
チェックインを済ませ、ベルボーイに案内されて部屋に向かう。
部屋は 10 階の、デラックスダブル・ビューバスタイプである。
最初、日本庭園を眺めることのできる部屋を希望したのだが、それは喫煙ルームとのことで断念した。人気がある部屋が喫煙タイプになっているホテルがまだまだ多いのは至極残念なことである。いかに脱臭しようと、染み付いたタバコの臭いは決して消えない。
大きな窓ガラスの開放的な部屋である。二人掛けのソファとオットマン付きの椅子が備え付けられてある。
テレビは大型の薄型である。しかしリモコンの反応がとても遅く、極めて使い勝手の悪いテレビであった。
ミニバーはお粗末である。
驚いたのはカップやグラスである。耐熱ガラスのグラスが二つあるだけ。
コーヒーやお茶を飲む度に洗い、使いまわすのである。それでいてドリップコーヒーが 350 円。
「客を舐めとんのか?」と思いたくなるような代物であった。
眺望は、それなり。
右隅に見える高層ビルは「旧赤プリ」である。
夜景も週末のせいか、楽しめなかった。
浴室は、シャワー・バスタブ一体型。これはとても使いやすいのであるが、バスタブが小さく、足を伸ばせば上半身をお湯に浸けることができない。
上半身をお湯に浸せば、膝が出てしまう。体格の立派な客なら不満タラタラ必至であろう。
タオル類は豊富に用意されてあった。バスローブは使い古されたもので , ゴワゴワの感触であった。
アメニティグッズはまずまず充実していた。
残念ながら男物の整髪料は時代遅れのもので団体御用達大型温泉旅館に備え付けられている製品であった。
シャンプー、ヘヤーコンディショナー、ボデイソープ、ボディローションなどはロクシタンで揃えてあった。
障子を開ければ、バスルームからベッドルームを通して窓の外の眺めを楽しむことができるようになっていた。これがビューバスタイプなのであろう。
しかし障子がベッドルームから開閉するようになっていたのは少しばかり疑問を感じた。
バスルーム全体が少し蒸れたような臭いがしていたのは残念なことであった。
トイレが個室になっていたのは良いことである。
(寝具)
ターンダウンは無い。
ダブルという触れ込みであったが、実際はシングルベッド二つのハリウッドツインタイプ。
寝心地は硬すぎず柔らかすぎずで、まずまずであった。リネン類の肌触りは普通。
寝巻きに浴衣が用意されてあった。
(朝食)
ロビー階の「 SATSUKI 」で食べた。
例によってアメリカンブレックファーストのパン類をフレンチトーストに差し替えてもらった。
フレッシュスクィーズドのオレンジジュースはとても美味しかった。
オムレツの味は普通。
フレンチトーストは正統的なものであったが、まずまず美味しかった。トマトケチャップがボトルのまま出てきた。
ここもビュッフェの客がほとんどで、テーブルから離れたり座ったりと、とてもざわついていた。
辻留
赤坂の裏通りのビルの地下にある。
天下の辻留の表玄関としては驚きである。
狭い階段を降りていくと、入り口の戸が開いていて数人の仲居さんが平伏して迎えていてくれた。
部屋は堀炬燵仕様であった。
冷酒は否応無しの一種類のみ。
とても美味しかったので銘柄を聞いたら
「鄙願」。
全体的にやや濃い目の味付けであった。
美味しくない料理は一品も無かったが、感激した料理も一品も無かった。
数名の仲居さんが入れ替わり立ち代わり料理を運んできたが、立ち居振る舞いや知識にレベルの差を感じた。
帰り際に女将からいただいた御年賀の品。お店で使っている品だとのことである。
2008年1月中旬訪問