made by Abitaro                           back to toppage

Wellcome to My Homepage!!

憧れの旅館・ホテル

富良野リゾートオリカ

 

札幌駅から特急スーパーカムイに乗って1時間20分で旭川駅に着く。
北海道第二の都市にもかかわらず、寂しい駅舎であった。

駅前のレンタカー営業所で車を借りて、美瑛方面に向かった。

 

昨年の夏、富良野を訪れた際に見かけ、気になっていた丘の上の建物が「富良野リゾートオリカ」であった。
オリカとは文字通りアイヌ語で「丘の上」ということである。

 

道路からの入り口は、まさにゴルフ場のそれ。

 

玄関前に車を停めると、男性スタッフが名前を聞いてきた。
名前を告げると車を預かり、他の女性スタッフがフロントまで案内してくれた。 フロントは座ってチェックインするようになっている。

 

チェックイン後、レストラン「オリカ」でウエルカムドリンクのサービスがあった。
私はスパークリングワイン、相方はハーブティーを頼んだ。


 

予約したのはジュニアスイート60uであったのだが、グランドスイート94uにアップグレードしてくれるとのこと。予約時にはそのクラスはなかったように記憶しているのだが・・・
アップグレードしてもらえるのは嬉しいが、ちょっとばかり残念なこともあった。グランドスイートはフロントロビーと同じ階にある。2階である。
高層階からの雄大な眺めを楽しみにしていたのである。

 

案内された部屋は素晴らしいものであった。
ベッドルームが二ヶ所あった。
ソファーの掛け心地はとても良い。

 

リビングに続くベッドスペース。洒落た事務デスクやテーブル&チェアもあった。
壁には壁掛け型のテレビもあり、とても開放的であった。
カーテンの開閉は電動式である。

 

リビングの反対側には仕切られた別のベッドルームがあり、バスルームへと繋がっている。

ここにも同様の壁掛け型テレビが備え付けられてあった。
部屋の横にはトイレスペースもあった。

 

リビングの外にはベランダがあり応接セットが置かれているが、階上の部分が屋根代わりとなって雨を凌ぐことができる。
その外部にはオープンデッキがある。

ここからの眺めは素晴らしい。この時期少しばかり寒いが、夏は素晴らしい憩いの場となるであろう。

 

左手は美瑛の方向である。
手前はゴルフコース。


 

正面は上富良野の町並みと十勝連山。


 

右手は富良野方面である。


 

ウォークインクローゼットのような部屋があり、そこには洗面所とトイレもあった。
トイレは二ヶ所にある。

 

リビングのソファーの後ろの棚にはお茶のセットと冷蔵庫がある。
冷蔵庫の中身は無料であった。

 

(浴室)

洗面所はダブルシンク。

シャンプー等は「だいこんの花」と同じ物であった。

 

浴室からの眺めは素晴らしい。 しかしひょっとすると、逆にゴルフコースから見えるかもしれない。
バスタブは大人二人がゆったりと入ることのできる大きさであった。
こにもテレビが備え付けられてあった。


 

(大浴場)

ゴルフの後の入浴にも使用されるので、ロッカーから続いている。


温泉ではない。
眺めの良さを除けば、ごく普通のゴルフ場の大浴場である。

 

寝湯のできる露天風呂が併設されている。


入浴目線での眺めは、あまり良くない。

 

(夕食)

10階のレストラン「REIRA」。レイラとはアイヌ語で「風」を意味する。
照明を落としたシックな雰囲気なレストランであった。
暖炉がとても良い雰囲気を醸し出している。客は私たちを含めて5組であった。

 

食前酒はキールロワイヤル。
その後、ハウスワインをグラスで頼んだ。
白は、カルフォルニアワイン。赤は、富良野ワインとのことであった。

 

「キュイジーヌ創作フレンチ」 と銘打った料理である。
エスプーマを使ったソースが流行りなのだろうか。


 


 


 


 


 


 




 


 

とても美味しい夕食であった。
オリーブオイルもフルーティな香りがよく美味しかった。
しかし松茸は火をとおしたほうが香りが出る。生ではもったいない。
チーズはフランス産のほうがコクがあって美味しかった。

夕食を終えてロビー階まで降りてくると、生演奏の音が聞こえた。
ロビーには暖炉が赤々と燃えており、その向こう側がレストラン「オリカ」である。
レストラン内は、とても賑わっていた。


 

21時30分からバータイムになるので、ひとりで出かけていった。
客は私ひとりであった。
私だけのための生演奏であった。

何曲か聴かせてもらったが、「北の国から」でも使われたフォーレの「夢のあとに」が北海道ということもあり心に響いた。
最後にもう一度その曲をリクエストして、バーをあとにした。

 

部屋から見た、富良野の夜景である。

 

(寝具)

昨夜に引き続き、ここもシモンズであった。
リネン類はまずまずといったところか。

パジャマが用意されてあった。横に置いてある色の濃いものはバスローブであった。
浴衣と羽織も用意されてあったが、それは大浴場へ行く時に使うものであった。フロント・ロビーを通らずに大浴場へ行けるようになっている。

 

部屋から見た、日の出である。
残念ながら山々の上には雲がかかっており、太陽は雲の上から顔を出した。


 

富良野盆地には一部朝霧がかかっていた。

 

(朝食)

レストラン「オリカ」で食べる。
朝日が燦々と照りつけ、眩しいくらいであった。

 

ジュースはフレッシュではなかった。
温かい南瓜のスープはコクがあり、とても美味しかった。
野菜やベーコンはとても美味しく、さすが北海道。

エスプーマでホイップした生クリームをまぜたマヨネーズはあっさりとしており、とても食べやすかった。女性好みであろうか。
富良野産のチーズもドライフルーツと合わせると、なかなか美味しかった。
全体的にとてもレベルの高い朝食だと思う。

 

(応対)

黒服の男性スタッフが多く、格調の高さを感じた。
皆、親切で気が利いていて、とても良い応対であった。

 

(感想)

予想以上のホテルでした。
ゴルフ場附属の宿泊施設ということで過大な期待をせずに訪れたのですが、中身は一流ホテルのそれでした。
客も連休のせいか、グループというよりも男女のカップルが多く見受けられました。ゴルフも男女のカップルで楽しんでいるようです。

ゴルフ場がクローズされる冬の季節はどうなのでしょう。一面の銀世界の眺めを楽しむために訪れるのも楽しいかもしれません。
しかし今シーズンは11月初めの連休で最後となり、来年は4月からオープンとのことでした。

                        
                               
   2008年10月中旬訪問

富良野リゾート・オリカ の予約の際の参考に