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憧れの旅館・ホテル

伊豆長岡温泉、三養荘

 

休日の伊豆の道路の渋滞は有名であるが、今回もその例にもれず大渋滞であった。東名高速沼津のインターから平常時30分とのふれこみであったが、136号線経由で1時間20分かかってしまった。

玄関先まで車をつけることができる。すぐ横が駐車場であった。



靴を脱いで素足のまま長い廊下を部屋へ案内される。泊まった部屋は新館(和室・温泉浴室付)、インターネット料金のため格安になっている。
入り口には、さやの間、10畳、6畳の和室、3畳の化粧部屋(和室)、内風呂、洗面所(洗面台二個)、トイレ、それから庭側には広縁(カーペットが敷き詰めてあり床暖房になっていた)、そこに三点セットが置かれている。
格安部屋のせいか庭は小さい。裏庭なのであろう。

  

  

 

(応対)

男性スタッフは腰が低く丁寧である。良く教育されたホテルマンに思えたのは先入観なのであろうか。
仲居さんは明るく親切な中年の女性であった。滞在中とてもよくしてくれた。ただ11月の週末ということで宿泊客がとても多く掛け持ちらしく不満な点もあった。

 

(大浴場)

取り立てて特徴のない大浴場である。露天風呂はよくあるあっさりとした岩風呂、眺めは裏山の雑木林を見ているだけで殺風景であった。

(内風呂)

石作りのかなり大きな浴槽、大人二人がゆっくり入ることができるが、洗い場は殺風景でコンクリートの打ちっぱなしのような感じであり落ち着かない。滞在中お湯を出しっぱなしなのは嬉しい。

  

 

 

(夕食)

会席料理である。そつのない味であった。味に不満は感じないのだが感激もない。八寸は腕の見せ所なのに楽をしようとする所を感じてしまう。某雑誌に掲載された豪華な吉兆風盛り付けの八寸や向附とは似ても似つかぬものであった。料金による差なのかもしれない。
不満な点は二つ、二品ずつ運ばれてきたこと、果物が不味かったことである。特にメロンの不味さは特筆もの、 静岡県 の名が泣くというものである。

 

(寝具)

一般的な二枚組の綿の敷き布団と綿の掛け布団である。シーツの肌触りはすこぶる良い。敷き布団もなかなか弾力があり寝心地は良かった。豪華な雰囲気はないが良い寝具だと思う。

(朝食)

これも、そこそこのレベルだと思うが特徴がない。

 

(感想)

インターネットプランで申し込んだ新館(和室・温泉浴室付)5万円の部屋でした。パンフレットでは、「新館(和室・温泉浴室付) \70.000 より」 とあるのでお買い得商品に思えました。しかし単に、部屋・食事・風呂だけから判断するなら \50.000 でも割高感を感じざるを得ません。見事な庭園の維持管理料が含まれていると考えれば仕方ないかなとも思えますが。
見事な庭園が部屋から見晴らせることができれば素晴らしいでしょう。仲居さんは、「本館」・「新館」・「別館」 と使い分けていました。一番のお勧めは「本館」、なかでも旧岩崎邸だそうです。「老松」「松風」「みゆき」といった部屋は、たしかに庭側から見ても素晴らしい場所にあります。夜は庭園灯が点くそうですから、さぞや素晴らしい眺めだと思いますが、料金は跳ね上がりそうです。

  


別館は正面玄関から道をへだてた新しい立派な離れですが、木立に囲まれていて本館ほどの開放感はなく、プライバシー重視といったところでしょうか。見事な庭園を居ながらに楽しめる部屋は数少ないようです。「各部屋が離れすぎていて料理を運ぶのが大変では?」 と聞いてみましたら、「厨房が三ヶ所あるから大丈夫」 との答えでした。これは凄いことですね。
庭園以外には、これといった特徴のない宿でしたが、不満もそれほどには感じませんでした。妻が「まさに、プリンスホテル」と言っていましたが、そう感じる方も多いのではと思います。
個人で行かれたときは、ラウンジ葵は避けられた方が良いかと思います。とても落ちつける雰囲気ではありません。カラオケ大好きな方は是非どうぞ。

2003年11月初旬訪問

三養荘の予約の際の参考に