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憧れの旅館・ホテル

ホテル西洋銀座

 

上京すると時々歩いていた通りなのだが、まったくその存在に気がついていなかった。ホテルを間近にしたとき、「えっ、これなの?」と思わず叫んでしまった。

車寄せには数人のスタッフがいた。そのうちの一人がレセプションまで案内してくれた。 大きな階段(横にはエスカレーター)を昇った右手にあり、テーブルが二つだけの、こぢんまりとしたレセプションであった。

チェックインを済ますと先ほどのスタッフがそのまま部屋まで案内してくれた。

部屋は、デラックスキングベッド(ダブル)57u である。
最近流行のシャープな色使いのインテリアではなく、古き良き時代の趣であった。テレビとCD・MDプレーヤーが扉付きの家具に収納されている。

  

 

ベッドルームと浴室の間に、椅子付き化粧台のあるスペース(小部屋にもなる)があるが、女性にはとても嬉しい設備ではなかろうか。

 

バスルームは洗面台、シャワーブース、かなり大きめのバスタブ、それに剥き出しの便器(シャワートイレ)であり、白い大理石で統一されている。

  

日本式にシャワーブースで身体を洗い、お湯をはったバスタブに移動して、のんびりと湯に浸かるのであるが、広々とした開放感は充分感じられた。 バスタブの中で身体を洗ったり流したりという作業をしなくて良いのは本当に有難い。

ミニバーの酒類とは別に、冷蔵庫の中のビールやジュース類は無料とのことであったが、お茶のセットが最初からは用意されてなかった。

  

 

ベッドはかなり柔らかめであり心配したが、思ったより寝心地は良かった。 リネン類の肌触りもまずまず良かった。

面白いのは、寝巻がコットンのジャージ様のものであったことだ。 

 

 

(吉兆西洋銀座店での夕食)

個室をたのんだが、座敷ではなく靴のままの部屋だった。部屋の造りはごく普通。
部屋係は一人の女性が最後まで応対してくれた。とても親切であった。
味は「吉兆であって、吉兆ではない」といった感がなきにしもあらず。吉兆の味を満喫することはできないが、吉兆の味の雰囲気は感じることができる。
決して安い値段設定ではなかったが、京都吉兆の嵐山本店と比べて味のレベルに差を感じた。器も素晴らしいものではなかったが、出店ということを考えればこれは仕方がない。

 

(メンバーズバーG1)

落ち着いた雰囲気のバーであり、大人のカップルが多かった。隣の席のタバコの煙が少し気になった。喫煙者が多いと「煙もうもう」となる恐れを感じた。

 

(レペトワでの朝食)

とても素晴らしい朝食であった。
まず、ブッフェスタイルでないのでとても落ち着く。朝からトレイを持って並ぶのは後免蒙りたい。
アメリカンブレックファーストを頼んだ。
フレッシュオレンジジュースはやや酸味が強かったが、きめが細かく、なかなか美味しかった。
嬉しかったのは、卵料理が豊富であったことだ。 通常の調理方法の他に、オムレツはプレーン、ハム、チーズをリクエストでき、それだけでなくオリジナルの卵料理も二種類あった。それがなかなかの美味しさであった。
フレンチトーストも出色の出来。
夫婦共、まさに好みの店。
私達以外の客は皆外国人のグループであったので、店のインテリアと相まって、ヨーロッパのホテルの雰囲気であった。
スタッフの応対もフレンドリーで心地良かった。

 

(感想)

古き良き時代のホテルの趣であるが、小さなホテルの良さを充分堪能できるホテルであると思う。
落ち着いた良いホテルである。女性好みかもしれないが。

残念だったのは、新聞が何も聞かれずに朝日のみであったこと。 某ホテルのように読売・朝日・日経の三紙とまでいかなくとも、せめて好みの新聞を聞いて欲しいものだ。

2004年10月初旬訪問