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憧れの旅館・ホテル

志摩観光ホテル・ベイスイート

 

賢島へ渡る橋の上まで来ると、向こうに志摩観光ホテル・クラシックとベイスイートがツーショットに収まっていた。

 

ベイスイートへは、クラシックのすぐ横を通り抜けていく。

 

車を車止めに停めると中から男女のスタッフが現れ、荷物を降ろしてくれた。
車を駐車場に停めるように言われたが、男性スタッフがカートで追いかけてきて、駐車場からホテル玄関まで乗せてくれた。


ホテルの玄関は、とても小振りで「これが?」という雰囲気であった。
中に入ると、やはり小振りなフロントがあり、そこでチェックインの手続きを済ます。

 

チェックインを済ますと、洒落た感じのロビーでハーブティーを振る舞われた。

 

暫くするとスタッフが部屋まで案内してくれた。 部屋は四階。
エレベーターを降りたところが和食レストラン(浜木綿)の入り口であり、レストランが開いている時間帯にエレベーターを使うと常にレストランのスタッフから声を掛けられた。
エレベーターホールから先は宿泊者オンリーであり、センサーにカードキーをかざさないと、右手に見えるドアは開かない。

 

部屋の図面はホテルのHPにあるものだが、泊まった部屋は左右が逆である。

ゲストルーム間取り図

 

ここで靴を脱ぐ。
備え付けのサンダルはスパや大浴場に行く時に使うものである。
ガウンが用意されてあり、そこへはそれを着ていけばよいようになっていた。


 

広々としたベッドルーム。
ベッドはキングサイズ仕様。

 

サイドの壁面は、クローゼットとなっている。

 

もう一方の壁面には、パッチワーク様の洒落た写真が飾ってあった。

 

ベッドルームからスライディングウォールで仕切られたリビングルームである。


 

ソファーの座り心地は、いまひとつであった。デザイン重視のものは座り心地の良くないものが多い。

 

片隅には食事ができる椅子とテーブルがあり、ソファーの後には事務デスクが備え付けられてあった。
大型の薄型テレビもあったが、ベッドルームから視ることはできなかった。

 

廊下には冷蔵庫・ミニバー・お茶セットがあった。


 

(バスルーム)

素晴しいものであった。
洗面台はダブルシンク。お湯がすぐ出てくるのは驚きであった。バスタブへの注湯もシャワーもすぐにお湯が出てきた。水圧も充分であった。
アメニティグッズも女性が喜ぶものであり、なんとプレゼントも用意されてあった。ネットに包まれているのがそうである。


 

バスタブはゆったり入ることができる大型のもので、シャワーはレイン・ハンド両方とも使えた。

 

大きなガラス窓が開放的で、眺めを楽しみながら入浴を楽しむことができた。
バスルームからバルコニーへ出ることもでき、そこには耐水性のソファーが置かれていた。

ただ残念のことにバスローブが無かった。気候が良くなった時、風呂上りにバスローブで寛げれば、もっと楽しみが増すと思うのだが。
チェックアウト時、フロントに申し入れておいたが・・・

 

部屋からの眺望は期待していたほどではなかった。
英虞湾の細長い入り江を横から見るものだから、海面の部分が僅かしかない。
手前の雑木林の範囲が広すぎた。
四階でこれだから、低層階では眺めを楽しめないかもしれない。


 

三枚の写真は、部屋からみて左手〜中央〜右手を望遠で写したものである。




 

楽しみにしていた夕焼けは、雲の無いことがかえって仇となり、いまひとつであった。


 

船の作る波が面白い影を見せてくれた。

 

(大浴場)

温泉ではないが大浴場もあった。
エレベーターでスパのある二階に行き、そこから階段で一階に下りる。
同じ一階のフロント・ロビーとは行き来できないようになっている。
湯加減がちょうど良く、のんびりと浸かることができた。

洗い場が個室になっていたのには驚いた。
日本人は大浴場が好きなのであろうか、結構賑わっていた。

 

(夕食)

食事付きのプランである。
メインダイニングの「ラ・メール」で食べる。

最上階の五階にあるのだが、夜景はまったく駄目であった。
午後六時の予約なので先客はほとんどいなかったが、七時を過ぎるとほとんど満席となっていた。

 

食前酒はグラスのシャンパン。
食中酒は海の幸のコースということで、アルザスの白をフルボトルで頼んだ。
マスカットの風味のするワインであった。


黒鮑のステーキはブール・ノワゼットのソースに差し替えた。

 


 

 

 


 


 

 

料理については、「実際に食べてみてください」としか言いようがない。
フレンチが本当に美味しいと思ったのは、6年前に訪れたパリの「ル・ジャルダン」以来である。
強いて表現するなら、「日本人の天才が日本人のために作ったレシピを、現代風にアレンジしたフランス料理」とでもいおうか。

メインダイニングと隣りには落ち着いた雰囲気のバーコーナーがあった。
その横にはラウンジも併設されていたが、客はいなかった。

 

(寝具)

微妙な柔かさが少しばかり気になったが、とても寝心地の良いベッドであった。寝る幸せを充分感じることができた。シーリーであった。 リネン類はまずまずといったところ。

 

 

パジャマとともに同じ素材のガウンが用意されてあった。
この格好で、スパや大浴場へ行く。

 

(朝食)

洋と和の選択。
朝9時という時間のためか空いていた。


 

メインダイニングからの眺めは良かった。

 

卵料理は定番料理だそうである。
いわゆるポーチドエッグであるが、ホテルの朝食では必ずと言ってよい程それを注文する相方が、今まで食べた中で「西洋銀座のレペトワと並ぶ美味しさだ」と言っていた。
自家製モーニングジュースは、柿・みかん・レモンで作るそうである。とても美味しかった。

フレッシュフルーツカクテル・カムカムゼリーも滅茶苦茶旨かった。
朝から充分幸せを感じる朝食であった。

 

 

 


 

昨夜、誰もいなかったラウンジには朝食を終えた客達で賑わっていた。
ラウンジから屋上庭園に出ることができる。


 

志摩観クラシックの建物が良く見えた。横にある橋は、ツーショットの写真を撮った場所である。


 

薄暮のホテルも、とても雰囲気がある。


 

中庭からみたホテルである。
最上階五階のガラス窓の部分はラウンジとバーコーナー。


 

五階が「ラ・メール」、四階が「浜木綿」である。

 

(接客)

とても良い。
都会周辺で感じるような上から見下ろすような慇懃無礼さは微塵も無く、田舎の素朴さと老舗ホテルの格式がミックスされた応対であった。
しかし若いスタッフの一部に笑顔の不足を感じたことは、少しばかり残念であった。

 

(感想)

 

素晴しいホテルであった。
小さな不満はいくつかあったが改善可能なことであり、遠くないうちに改善されていくだろう。
また来たいと思った。チェックアウトの時に、次の予約を入れた。

 

 

おかげ横丁

 

帰り道、伊勢に寄った。

 

観光客で賑わっていた。

 

かつて世間を賑わせた店も、今では客の行列ができていた。

 

昼食に、名物「伊勢うどん」を食べたが、麺が頼りなく期待はずれであった。

 

伊勢神宮・内宮

 

 

宇治橋鳥居をくぐる。橋の下は清流の五十鈴川である。

 

五十鈴川御手洗場。ここで手をすすぎ、境内の長い参道を歩いていく。

 

やっと御正宮に着いた。ここから先は撮影禁止である。
隣りには、式年遷宮の御敷地が準備されてあった。

 

2008年12月下旬訪問

志摩観光ホテルベイスイートの予約の際の参考に