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憧れの旅館・ホテル
新・都ホテル京都
新・都ホテルは京都駅の八条口からすぐの場所にある。本館の建物は、かなりの古さを感じる。ロビーも殺風景であった。
わざわざこのホテルを選び、土曜日の午後から昼飯も抜いておっとり刀で駆けつけたのであるが、フロントの一言は
「まだお部屋の掃除ができておりません。申し訳ありませんが3時までお待ち願います。」
であった。
チェックインタイムは午後1時のはず。そしてフロントでの時間は午後2時20分。 天候にも恵まれ夕食前に少しでも花見をしたいと考えていた我が身にとって、ここでの40分のロスは到底許容できるものではなかった。
3時まで待つことはできないと告げると、しぶしぶ荷物を置いておける部屋を用意してくれた。荷物は本来の部屋へ移動しておくとのことだった。
花見の後は祇園で夕食、そしてその後は祇園白川の宵桜ライトアップ見物。帰室は午後10時前後になるであろうから、じっくり部屋を楽しむゆとりは無くなってしまった。
殺風景なロビーから「SOUTHWING・AQUACRYSTAL」への通路を進むと、景色は一変する。かなり豪華な造りとなる。
下の写真は、ホテルのパンフレットにあったもの。白い建物が本館、手前の茶系の建物がサウスウィング。
アクアクリスタルとは結婚式用のチャペルのようである。
ここに繋がるロビーの雰囲気は本館のそれからはまったく想像できない豪華さであった。
部屋はサウスウィング・ラグジュアリールーム。
ジュニアスイートのような造りである。
なかなか使い勝手が良さそうである。46uあれば広さとしても申し分ない。
部屋を大きな仕切りでリビングスペースとベッドスペースに分けているが、これはブセナテラスとそっくりである。
ベッドはセミダブルサイズのツイン。
窓からの眺めはアクアクリスタルのある中庭、そして向こう側は本館の客室と一階のバイキングレストラン「プレジール」である。
浴室は大人二人が入ることのできる大きめの円形バスタブ、シャワーブースもある。
数種類のシャワーが楽しめるシャワーブースであった。
シンクはシングル。こちらは使い勝手が良いとはいえない。
アメニティグッズは女性用がエリクシール・シュペリエル、男性用がポーラの整髪料のセットであった。シャワーブースはポーラのシャンプー etc 。
残念ながらタオル類は、ごわごわした薄手のさほど上質とは思えないものであり、バスタオルは1人1枚しか用意されてなかった。
バスルームのドアを開放すると、リビングの大型テレビをそのまま視聴できる。
トイレが個室となっていたのは喜ばしい。
(寝具)
マットの寝心地は良い。シモンズであった。
リネン類の肌触りがごわごわしていて、折角のベッドマットの寝心地を殺していた。 掛け布団の質感もよくない。寝巻きは綿パイル。
リビングとの境の壁面には壁掛けの液晶テレビが備え付けられてあり、寝ながらテレビを楽しむことができる。
(ミニバー)
ミニバーは無い。冷蔵庫の中は無料のミネラルウォーターが2本はいっていたのみ。お茶等は緑茶とほうじ茶ティーバッグが 4 袋のみであった。
廊下のコーナーにある自販機で買えということか。
(朝食)
1階のダイニングカフェ&バー「ロンド」。
バイキング併設であったので、歩き回る客で騒がしかった。味は、値段相応というか極普通。オムレツの付け合せはいただけない。
(感想)
サウスウィング、建物は新しい。
ラグジュアリールーム、設備は申し分ない。
しかし、それなりの宿泊料をとっていながらドリンク類は貧弱、タオルやリネン類も大衆ホテルのそれ。
まさに「仏造って魂入れず」であった。 接客も不満。ホスピタリティに欠けている。
年末に予定している「志摩観光ホテル・ベイスイート」、同じ都ホテルグループの運営だけに少々不安になってきた。
建仁寺祇園丸山
今回の料亭は「建仁寺祇園丸山」。
本来の「祇園丸山」の支店のようなものであるが、建仁寺のほうが座敷タイプであるということやネットの口コミサイトなどで評価がより高かったので、こちらを選んだ。
祇園といっても南のはずれであり、建仁寺の南の通りにある。この道を東に歩けば八坂の塔にでる。
座敷といってもテーブル仕様であった。床の間の日本画が見る者を圧倒する。
庭は狭いながらも京都らしい茶庭となっていた。
酒は、伏見の銘酒「玉乃光」。なかなかすっきりして飲みやすい酒である。酒器にこだわりを感じた。
焼魚は若鮎と琵琶湖のモロコ。庭先で若い衆が炭火で焼いてくれる。まだ生きていた。
なによりも眼を楽しませてくれる料理であった。
先附の筍や空豆や白魚はとても美味しかった。
椀物は昆布出汁の味でまったりしてなかなか美味しかったが、深みやこくが少し足りないような気がした。
造りはとても美味しい。山葵も新鮮で素晴らしい色をしていた。
焼物は若鮎も鮎の味がしっかりしており、モロコや焼筍もとても美味しかった。焼餅は後から腹にこたえた。
しかし盛りや珍味など凝った料理では余分な味が加わり、日本料理本来の清みきった切れ味を失っているような気がした。眼を楽しませてくれるのは良いが、本末転倒したところがあるのではとの思いを僅かに持った。
炊合せのすっぽん鍋、味が濃くて腹にこたえた。
最後の御飯は生臭物でない方が好みだ。鯛めしは空き腹でこそ美味しい御飯だと思うのだが。香の物は味付けが濃い。
後半の料理、もう少し客の腹具合を考えた方が良いのではないか。それとも我々が小食すぎるのであろうか。
水物は美味しかった。すいかは今年初めて。予想以上に甘かった。
仲居さんの接客ぶりはさすがであった。
京都桜2008
(哲学の道)
今回の京都桜は天候にもまずまず恵まれ、充実した旅行であった。
京都中心部の渋滞を避けるため地下鉄で今出川まで行き、そこからタクシーに乗った。それでも白川通に近づくと観光バス等で渋滞していた。
桜は満開であった。観光客も溢れていた。しかし空は薄曇りで、桜の色が沈んでしまったのは残念であった。
シャッターポイントとなる場所は鈴なりの人だかりであった。
(蹴上インクライン)
哲学の道から南禅寺を抜け、蹴上インクラインへ出た。
ここも観光客でごったがえしていた。
(祇園白川)
蹴上で地下鉄に乗り、三条で降りる。
メインストリートではないが、白川北通の桜もなかなか見事であった。
縄手通からの眺め
逆方向からの眺め
早咲きの枝垂桜もまだ残っていた。
一番のシャッターポイントは旅館白梅の橋からだと思うが、進入禁止となっていた。
ちょうど目の前の橋である。
数人のグループが中に入って写真を撮りまくっていたが、聞こえてくる言葉は日本語ではなかった。
立ち入り禁止の札が読めなかったのかもしれない。
三脚を立て平気で撮影していた初老の男性もいたが、私にはそのような度胸はなかった。
夕食後「宵桜ライトアップ」を見に行った。
店の中で宴会を楽しんでいる客は満喫できたに違いない。
紅枝垂桜も見事に咲き誇り、ライトに映えていた。
ここはカメラマンが多い場所であったが、思ったほど上手く撮れていなかった。
(府立植物園)
祇園白川の宵桜の帰り、タクシーの運転手さんに見頃な場所を尋ねたら、ここを薦めてくれた。
地下鉄で北大路まで行く。
なるほど素晴らしい桜であった。
この桜の木々の下が、宴会の格好の場所となっていた。
青空には桜の薄いピンク色が良く似合う。
紅枝垂桜も満開であった。
ここはソメイヨシノ・紅枝垂・山桜が同時に咲き誇っていて、見事な場所である。
府立植物園を出て賀茂川べりを歩いた。素晴らしい桜並木であった。
向こうに見えるは「五山の送り火・大」の場所である。
賀茂川と高野川の合流点。
高野川の川べりにも見事な桜が咲き誇っていた。
二日間、本当に良く歩いた。足が棒のようになったが、しかしそれ以上に満喫できた。
京都は桜といい紅葉といい見事な町である。
2008年4月初旬訪問