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憧れの旅館・ホテル

帝国ホテル東京・再訪

 

思い起こすに、東海道本線で東京に行ったことがない。
そこで熱海から東京まで「特急スーパービュー踊り子」に乗っていくことにした。

車窓から見る景色にはあまり変わりは無かったが、移りゆくスピードが全然違った。スローモーションを見ているようだった。
「特急といっても鈍行と変わりが無いじゃないか」と思っていると、掲示板に唯今のスピード 109km /時と出ていた。こりゃ特急のスピードではないか。
新幹線の速さを改めて思い知った。

 

前回がインペリアルフロアだったので、今回はリニューアルフロアにした。残念だったのは春からの会員限定プランに、リニューアルデラックスが外されてあったことである。 50 〜 60 uの広さは魅力的であったのだが。
部屋は 12 階のリニューアルスーペリア 42 uである。

エレベーターホールの雰囲気はインペリアルフロアと変わらない。違いはスタッフが常駐していないことか。
ホールから先は、カードキーが必要となっていた。

 

部屋の造りはインペリアルフロアとあまり変わらないが、細かなところで違いがあった。

 

 

ロッキングチェアとオットマンが無い。

 

窓からの眺めは同じ。階が違うだけである。

 

ミネラルウォーターのサービスが無かった。

 

水周りは、壁掛けテレビが備え付けてなかった。
アメニティグッズは同じ。

 

 

今回の上京の目的のひとつはバレエ観賞である。
昨年のボリショイバレエ名古屋公演でのザハーロワがあまりに素晴らしく、「ザハーロワのすべて」を楽しみにしていたのである。

14 時のチェックインから 16 時の開演まで時間があったので、上野へ出かける前にラウンジでケーキタイムを取った。
フロントロビーの半分を占めている。前回訪問時には無かったラウンジである。

 

フルーツロールと季節限定のフルーツタルト。
フルーツタルトは、とても美味しかった。
フルーツロールは、ややボケた味。

 

(夕食)

上野から急いでホテルに帰り、着替えをして「レ・セゾン」へ向かった。
19 時 30 分の予約であったが、ほぼ満席であった。空いている席は 20 時からの客でうまった。

この写真は食事が終わった 22 時前頃である。

 

食前酒のシャンパンとアミューズ。

 

―前菜―
タラバ蟹とアヴォガドのタルト仕立
彩とりどりの野菜の優しいアーモンドの香り
鴨のフォワ・グラのポアレ 苺と 25 年熟成のバルサミコ酢

―魚料理―
厚切り真鱈のゆっくりロースト 黒胡麻のピュレと鳴門ワカメ 色々な貝と一緒に

―肉料理―
仔羊背肉のベーコン巻き ブーダン・ブランのドフィーヌ
ドライフルーツの入ったポレンタとジュ・グラ

―チーズ―
フランス産チーズ

―デザート―
フランボワーズをサブレ生地に載せて ヴェルヴェーヌのカクテル
小さな菓子
カフェと自家製ショコラ

 

 

 

 

 

パンは皿に合わせたものが、そのつど運ばれてきた。
チーズの種類は充実していた。

 

専属のショコラティエが造っているとのこと。 
チェックアウト後に、ホテルショップ「ガルガンチュワ」で買い求めた。

すべての皿が同じレベルの味で揃っていたと思う。
格調高く、品の良い味だと思う。とても美味しかった。どちらかというと日本人好みの味にしているかもしれない。
特筆すべきはサービスのレベルの高さ、黒服との会話の楽しさである。
皆フレンドリーであり、こちらの質問にも丁寧に答えてくれた。

決して上から目線でなく、また卑屈でもなく、同じ目線で話ができたことは素晴らしいことだと思う。
  フレンチレストランの評価にとって、味のみならず黒服の数、そしてレベルが大きな要素となるのではないだろうか。少ない数の黒服では個々のテーブルに充分な目配りができない。客が黒服を探すようでは良いサービスとは言えない。充分な数の黒服がいて、そして常に見られているということが心地良い緊張を生む。
本当に楽しい時間であった。また来たいものだ。

 

 

レ・セゾンから部屋にもどると、ターンダウンが済んでいた。

 

(寝具)

シモンズであった。リネン類の肌触りも良く幸せな寝心地。
浴衣が少し残念。

 

(朝食)

レ・セゾンである。ビュッフェコーナーの無いレストランは本当に落ち着く。
今回の最後の目的。パンケーキを食べること。相方はエッグベネディクトを食べること。
ア・ラ・カルトで注文した。



フレッシュ・スクィーズド・オレンジジュース。
身体がキレイになるような気がするジュースである。
ここと俵屋のそれは本当に美味しい。


 

相方のエッグベネディクト。ラ・メールと同じ感激だったそうである。


 

私のプレーンオムレツ。オムレツもさることながらベーコンの美味しさは格別。


 

パンケーキ。一皿3枚であるが、 4 枚に増やしてもらって 2 枚ずつシェアした。
そのもの自体の味はオールドファッションド。ホイップバターはあっさりとして品の良い味。
私としては前回食べたバケットのフレンチトーストのほうが好みである。

 

朝から充分に幸せを感じた朝食であった。
この朝食の為だけでもまた来たいと思う。

2009年5月初め訪問

帝国ホテル東京の予約の際の参考に