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憧れの旅館・ホテル

海石榴再訪

 

「蓬莱の離れ」から始まった「女将お勧めの部屋」シリーズ、あさば・俵屋を経て最後の「海石榴」である。
お勧めの部屋は二階の「舞鶴」、一番端に位置し大きく取られた窓からは箱根連山が一望に見渡され、新緑の季節は特に素晴らしいとのことだった。

 

 

   

 

 部屋は、4畳の控えの間を持つ13畳の主和室、それから10畳の副和室からなる。
                     控えの間には絨毯の敷かれた広縁があり、簡単な三点セットが置いてある

                   

 

 主和室と控えの間の窓三面がとても開放的である。
                      窓の眼下には小川が流れ、せせらぎの音が耳に心地よい。

                   



一面からは有名な池を持つ庭を眺めることができ、他の面からは箱根の山々が遠く
                    見渡せる。残念ながら新緑とは言うものの若葉の季節は過ぎており、夏の色に変わ
                    ろうとしていた。

                   

 



                    副和室も二面が窓であり、一面からは玄関先の風景が、もう一面からは山々が見渡せ
                  た。
これほど緑に囲まれた部屋もそうあるものではないであろう。

                          

  

 

 

(部屋風呂)

前回の長楽同様、石造りであり、どこか殺風景であった。木の浴槽が好みということもあるのだが、のんびりと入る雰囲気ではなかった。
洗面所はダブルシンクでありとても使いやすい。

                      

 

 

(夕食)

 

   

                   

                   

                   

                           


                   
                     鰹出汁を基調とし、素材の良さを充分活かした正統的懐石(会席)料理。汁味は
                   相変わらず素晴らしい。

                     鱧、まだ早いのではと思ったが、脂ののりも香りも素晴らしかった。
                  若鮎も楽しめた。今年は4月半ばに俵屋で稚鮎、いよいよ鮎のシーズンだ。
                  今回大学生の息子も同伴したが、彼にとっては物足らない料理であったという。若い
                   男性にとっては、あっさりとしすぎていて、もっと腹にボリュームあるものがないと不満
                   なのであろう。

 

(寝具)

薄目のウレタン系マットと綿布団の二枚組。豪華な寝具を期待すると不満が残るが、最初からこんなものだとわかっていると、まずまずの寝心地に思えてくる。満足と不満は期待値に左右されると、つくづく思う。

                          

 

(朝食)

お粥と白飯の選択ができる。とても美味しい朝食であった。かますの干物は脂がのっており素晴らしかった。相変わらず漬物も絶品である。しかしながら今回、味噌汁の味がいまいちであったように思う。

 

                         

                    

                    

 

 

(感想)

                  
 「新緑の真っ盛りです」と、いろんな人が言っていましたが、新緑には少し遅いの で は、と心配しながら行って来ました。やはり既に夏の装いでした。

 「眼にも鮮やかな若葉の黄緑色」、4月後半だったのでしょう。その時期に来れば、 どれほど素晴らしかったことかと思います。少しばかり残念でした。

この宿は、ややきらびやかな雰囲気というか、かつての豪華旅館の雰囲気を残しています。客も、会社の同期会、大家族、グループといった層が多いように感じました。
中年夫婦が俗世間の喧噪から逃れて命の洗濯に来る宿とはちょっとばかり違うかなと思った今回でした。

2005年5月中旬訪問



海石榴の予約の際の参考に