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憧れの旅館・ホテル

わか松

 

今年最後の北海道シリーズ、番外編である。
仕事の仲間達と函館の夜景見学を兼ねて訪れた。
湯の川温泉は函館空港からタクシーですぐの場所にある。大型旅館の建ち並ぶ温泉街の一角に昔ながらの風情を残した建物、それが「わか松」である。

車が玄関先に着くと数人の男衆や仲居さんたちが外まで出迎えてくれた。
今回は夕暮れ時の夜景を見ようということになり、荷物を玄関先で預けたまま部屋に入ることなく慌しく函館山に向かった。
函館のハイライトはなんといっても夜景である。しかしその夜景にちょうど良い時間と宿での夕食時間がバッティングするのである。
夕食が7時からということにしてもらい、ぎりぎりまで函館山にいた。そのため宿に帰ってからは落ち着く間もなく夕食であった。

  

玄関で靴を脱ぐと、落ち着いた雰囲気のフロントがありその奥にはロビーがある。玄関先にはこの宿の源泉があり湯気を噴きだしていた。

  

部屋は4階の「桔梗」。
10畳の主和室、6畳の副室、それに籐の三点セットが置いてある広縁からなる。窓の外は海岸であり、函館山から続く津軽海峡の向こうには津軽半島から下北半島までが見渡すことができた。

  

 

(夕食)

北海道の海産物を主体とした海鮮料理である。 その日その日の仕入れで献立が変わるのでお品書きは無いとのことだった。典型的な北海道の料理でありそれ以外特長の無いものであった。

  

  

  

  

  

  

 

(大浴場)

温度調節のため加水しているが、塩素は使用しておらず循環ではないとのことである。これといって特長のない浴場であるが露天風呂からは海が見渡すことができる。

  

 

(部屋風呂)

マンション仕様のようなバスタブであり、まったく使用しなかった。

 

(寝具)

薄めの綿敷き布団とやはり薄めのウレタン系マットの二枚組である。煎餅布団とまでは言わないものの寝心地の良さは感じられない。リネン類はごく普通。

 

(朝食)

平均的な朝食であり、可も不可もなし。

 

(応対)

とても親切であった。品も悪くない。これはそれなりの格式を感じた。

 

(函館散策)

極めつけはやはり夜景である。当初は夕食後に函館山へ登る予定であったが、黄昏時に風情があるとの意見が強く、夕食前に訪れることにした。しかし宿の夕食は 7 時からであり、もう少し暗くなるまでいたいという心残りがあった。

朝市は賑わっていた。びっくりするくらい蟹が豊富にあり、こんなに獲って良いものかと考えてしまった。

  

しかし本来の市場の中は野菜類が豊富にあり市民の台所だなという雰囲気に溢れていた。

  

大沼では素晴らしい天気で、駒ケ岳がその特異な山頂を見せていた。

五稜郭タワーは今年 3 月に建て替えられたということ、 360 度のパノラマが素晴らしく、五稜郭の全望を見渡すことができ、遠くには大型旅館の立ち並ぶ湯の川温泉一帯も眺めることができた。

   

元町界隈からの眺めも素晴らしい。真正面に函館湾を臨む八幡坂、ここはかつてCMに使われチャーミー坂の異名を持つ。
旧函館区公会堂の二階のテラスからの眺めも素晴らしい。函館市街と函館湾が一望の下に見渡すことができる。

  

金森倉庫群では結婚式があったようでウエディング姿の花嫁さんの姿も見受けられた。

 

(感想)

観光地としての見所が多くそれだけで客が呼べるところは、宿の料理は熟成しないのでしょうか。
それにしても函館、い〜い街です。

2006年9月下旬訪問