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憧れの旅館・ホテル

よ兵

 

安くて美味しいと評判の日本料理店。
かつて名古屋に「重よし」という日本料理の名店があった。しかし店を大きくしたら店仕舞いとなってしまった。
その「重よし」の料理人が、その後、独立して持った店である。

店のすぐ近くにある螺貝池。桜が満開で素晴らしかった。

 

名古屋の新興住宅地の一角の、普通の住宅と見まがう建物であった。

 

 

店内は、カウウター・テーブル席、そして板張りの個室がある。
我々は個室に案内された。
堀炬燵式でないのが残念。

 

冷酒は「義侠」と「黒龍」があるとのこと。
「黒龍」を選んだ。
グラスというよりコップ。

 

八寸
湯葉と青菜の和え物・出汁巻き・サザエ・お多福・蛍烏賊・巻き寿司
値段からすれば、こんなものか。

 

きはだまぐろ・甘海老・メジナ
刺身も普通。

 

帆立しんじょう・雲丹・若竹の吸い物
若布の出汁が効いているためか、マッタリ感があった。
なかなか美味しかった。

 

本マスの蕗味噌かけ・筍・生麩
マスの脂の乗りがいまいち。
筍は美味しかった。

 

揚物
白魚と青海苔のかき揚げ・タラの芽・茄子・鯛のあられ揚げ
これもいまいち。

 

赤貝・くらげの酢の物
これは美味しかった。口がさっぱりとする。

 

胡麻豆腐と鯛の揚げ出し・白髪葱・茶蕎麦の餡かけ
胡麻豆腐の餡かけは白髪葱と良く合って美味しかったが、鯛は無くても良いと思う。

 

筍ご飯は優しい味で、とても美味しかった。
赤出汁も美味しい。

 

苺・キーウィ・グレープフルーツ
ジュレの甘さが丁度良く、とても美味しかった。

 

「梶川」や「せき根」、「やま内」の半分程の値段である。
この値段では上物の魚類は使えないであろうから、刺身や焼き魚に感じた不満は仕方が無い。
椀物は美味しかった。揚物は不満であったが、それ以後に出てきたものは満足できた。
全般に、安い食材を上手に料理してある。それも本格的な日本料理だと思う。
大将が一人で切り盛りしていた。真面目な感じで、和食の料理人のオーラを感じた。

コストパフォーマンスという言葉があるが、この値段でこの料理は素晴らしい。
しかし、もう少しお金を出してもよいから、もう少し良い食材(魚)を使って、もう少し美味しくなれば、もっと満足できるのでは、との思いも持った。
わざわざ時間をかけて食べに行くには不満が残るが、自宅の近くにあれば気楽に通いつめるだろうと思える店である。

 

平成22年4月上旬訪問